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東五反田に「セゾン ベーカリー&コーヒー」 飲食店での朝食文化定着目指す

「saison bakery & coffee」パンの陳列台と調理場

「saison bakery & coffee」パンの陳列台と調理場

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 ベーカリーカフェ&レストラン「saison bakery & coffee(セゾン ベーカリー&コーヒー)」(品川区東五反田2、TEL 03-6721-7233)が3月17日、五反田駅近くにオープンした。経営は飲食事業を展開するプロダクトオブタイム(東五反田1)。

「saison bakery & coffee」店内

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 「大衆酒場BEETLE(ビートル)」(東五反田1)など、主に居酒屋の経営を手がける同社の新業態。ベーカリーのテイクアウトほか、レストラン機能を併せ持つ。

 居酒屋「煮炊魚金」跡を改装して利用する。店舗面積は38坪。席数はテーブル=8席、カウンター=14席。店内にはパンの陳列台と調理場、奥に店内飲食用のテーブルとU字のカウンターを設ける。

 開店経緯について、店長の杉本巧さんは「当社は路地を1本入ったような立地に出店するのが得意で、当社代表がこの辺りの雰囲気を気に入っていた」と話す。社長の千倫義さんが高校・大学時代を過ごした米国では朝食を店で食べる文化があり、「このエリアに朝食の店があったら面白いのではないか」と考え、イートイン業態を採用したという。

 パンは40種類をそろえ、主力商品はタルティーヌ、マフィン、クロワッサンの3品。タルティーヌは酸味のあるパン「サワードー」をスライスしたものに具材をのせたオープンサンドイッチのような料理で、「スモークサーモン」(800円)、「ベジタブル」(650円)などを用意する。マフィンは「新じゃが」「トマト」(以上360円)、「ラム酒バナナ」(380円)、季節限定のメニューなど6、7種類をそろえる。クロワッサン(300円)はフランス産の発酵バターを使う。サワードー(ハーフ=750円)、シナモンロール(360円)、焼きスパイシーカリーパン(300円)、パンドミ(プレーン・ココア、2斤=各900円)なども。

 レストランメニューは、オムレツ、スクランブルエッグ(以上600円)、レギュラーサラダ(900円)、クラムチャウダー(500円)、アボカド(500円)やアーティチョーク(800円)などのグリル野菜、小樽産の牛乳を使った自家製のヨーグルト(450円)などを用意する。

 ドリンクメニューは、エスプレッソ、ホットミルク(以上400円)、ロングブラック、トロピカルアイスティー(以上450円)、ベジタブルスムージー(650円)などをそろえる。コーヒー豆はポートランドで設立されたブランド「Overview coffee(オーバービューコーヒー)」のものを使う。セゾンビール(700円)やエスプレッソマティーニ(850円)などアルコールも。パン、ドリンクはテイクアウト可。

 「幅広い年齢のお客さんに来店いただいている。想定より多くの方が店での朝食を楽しみにしてくれていたのが意外だった」と杉本さん。「かしこまるのではなく、地域の人がふらっと訪れるような空間になれば。朝食を店で食べる文化を根付かせていきたい」と話す。

 営業時間は8時~20時。4月中は月曜定休で、火曜はベーカリーとカフェの営業のみ。5月からは定休日なし。

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