「第1回 人と麦と音 品川音楽祭」が7月22日、本照寺（品川区北品川2）の境内で開催される。主催は、ゲストハウス品川宿（北品川1）のスタッフを中心に結成された人と麦と音実行委員会。

　品川宿の魅力発信や、異文化交流の場作りを目的とする音楽イベント。本照寺の境内で、ミュージシャンのステージパフォーマンスやフードの販売を行う。

　実行委員の一人でゲストハウス品川宿マネジャーの長谷川信一郎さんは、20代の頃の世界一周旅行を通じて「音楽は世界のどこにでもあり、言葉が分からなくても音楽を通じて人と交流できる」と実感。この経験が同イベントの企画立案につながっているという。「12年前からゲストハウス品川宿が旅とビールをテーマに不定期で開いてきた『旅アガーデン』の後継イベントとして、自分の好きな『音楽』『ビール』をかけ合わせたイベントを思いついた」と話す。

　当日は、地元の「品川縣（けん）ビール」や広島の「宮島ビール」などを販売する。フードは、手作りの石窯でピザを焼くピザリストハヤシさん、昨年まで北品川で子ども食堂を開いていた元「クロモンカフェ」の薄葉聖子さんのほか、沖縄のいなりずしを販売する「オイナリアン 平和島店」（大田区）のスタッフなどが出店する。

　出演者は、シンガーソングライターのKeishi Tanakaさん、snowyさん、R & BシンガーのLEI'OHさん、バイオリニストの遠藤琴音さん、アコースティックバンドのSloppysのほか、DJの松本誠治さん、よねしーさん、YIYI さん、Takizawaさんなど。実行委員と直接的・間接的につながりのある人を中心にオファーしたという。

　「今後は海外アーティストなども呼び、もっと規模の大きい音楽イベントにしていきたい」と長谷川さん。「このイベントをきっかけに、品川宿へ足を運んでもらい、この街を楽しんでくれたらうれしい。アーティストや出店者、お客さんに交流してもらうことで、心が動くような体験を届けたい。入場は無料なので、ふらっと立ち寄ってみて」とほほ笑む。

　開催時間は12時～19時。入場無料。