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大崎で「ブラジル田舎っぺ祭り」開催迫る オープニングでミニサンバを披露

2022年開催時の様子(写真提供=KIMOBIG BRASIL)

2022年開催時の様子(写真提供=KIMOBIG BRASIL)

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 ブラジルの祭りを再現したイベント「ブラジル田舎っぺ祭り 6月収穫祭&フェイラと蚤(のみ)の市」が6月25日、大崎駅近くのレンタルスペース「CAFE&HALL ours(カフェアンドホール アワーズ)」(北品川 5)を中心に開催される。

2022年開催時の様子(写真提供=KIMOBIG BRASIL)

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 主催は、ブラジルと日本をつなぐコミュニティー団体「KIMOBIG BRASIL(キモビッグ ブラジル)」(南品川5)と「CAFE&HALL ours」。

 ブラジル全土で6月中旬にかけて開催される、田舎の暮らしを祝う収穫祭「フェスタ・ジュニーナ」を再現したイベント。現地では、参加者が継ぎを当てたチェック柄の服や麦わら帽子を身に着けたり、顔にそばかすを描いたりして、田舎風の格好をする。イベント名について、同団体代表の松橋美晴さんは「親しみを込め、楽しめそうな雰囲気をイメージしやすいように、団体のブラジル人メンバーの発案で『田舎っぺ祭り』と名付けた」と話す。

 2018(平成30)年に青山で初開催し、2022年から会場を大崎に移した。前回は来場者が多く、フードなどを買えなかったという声があったことから、今回は出店数を36店に増やし、会場の規模やスタッフの人数を拡大したという。

 「CAFE&HALL ours」では、飲食販売とステージパフォーマンスを行う。ブラジル風プリン「クラウ」(500円)など「フェスタ・ジュニーナ」の定番であるトウモロコシを使ったスイーツや、アマゾン地域の郷土菓子、ブラジルの伝統料理、ブラジルの蒸留酒「カサッシャ」を使ったカクテルやジュースなどをそろえる。ブラジルの武術「カポエイラ」のショーやブラジル音楽のライブ、ポルトガル語講座、サンバの打楽器ワークショップなども展開する。

 「CAFE&HALL ours」横の小関橋公園では、蚤の市を開く。12時から、オープニングプログラムとして品川区を拠点に活動するサンバチーム「Gloria(グローリア)」による少人数編成のミニサンバを披露する。団体の代表同士が知り合いで、互いに品川区で活動していることから出演が決まったという。混雑防止のため、大きなカメラやビデオでの撮影は禁止する。

 新たな会場として、大崎駅南口改札デッキに物販ブースを設置。ブラジルの輸入食品やコーヒー豆、雑貨などを販売する。

 前回の反響について、「会場周辺はオフィス街で、週末は人通りが少なくなる。祭りの効果で、周辺の飲食店への客入りが増えたようで喜ばれた。近隣住民からは『こんなにグローバルで楽しいイベントを開催してくれてありがとう』という声をもらった」と松橋さん。「今回はライブの種類を充実させたほか、キッズカポエイラやアマゾンのお話の紙芝居、塗り絵など、子ども向けのプログラムを増やした。家族で遊びに来てもらえたら」と話す。

 開催時間は12時~20時。

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