盆踊り大会「ボン祭(さい)」が8月5日、旗岡八幡神社(旗の台3、TEL 03-3781-5800)の境内で初開催される。主催は、同神社の例大祭を執り行う旗岡八幡神社神輿(みこし)奉仕会。
旗岡八幡神社は2019年夏、新調した宮みこしで担ぎ出しを実施した。翌年から盆踊りと担ぎ出しを隔年で行う計画だったが、コロナ禍で中止に。2022年に担ぎ出しを再開し、今年になってようやく盆踊りを開催することになったという。同奉仕会副会長の和田勝さんは「この神社で盆踊り大会を行うのは、私の知る限り初めて。 より地域を盛り上げようと、老若男女が楽しめるイベントとして企画した」と話す。
盆踊りは、区内で月に1度、子ども向けの盆踊り教室「晴盆(はれぼん)」を開く加藤晴美さんが監修する。大の盆踊り好きだという加藤さんは、区内の盆踊り大会が年々減っていると知り、2019年から活動を始めた。「盆踊りでは老若男女が輪になって踊る。誰もが手をつないで笑顔になれる場を子どもたちに伝えていきたい」と話す。
盆踊りの曲は、区内で知られる「品川音頭」や「東京音頭」のほか、J-POPやアニメの主題歌、洋楽などの流行曲も取り入れる。「4拍子であれば、どんな曲も盆踊りで踊れる。親子で楽しめる選曲を意識した」と加藤さん。
境内では、品川剣道連盟青年部による剣舞披露や、「和の音スタジオめでたい」(中延4)の和太鼓演奏、高校生グループのダンスパフォーマンス、地元飲食店主のグループ「旗飲(はたのみ)」によるバンド演奏などを披露する。「コロナ禍で多くのイベントが中止になり、子どもたちは表に出る機会がなかったのでは。これまでの練習の成果を出し切るような発表の場になれば」と和田さん。そのほか縁日として、旗の台や中延エリア7町会の飲食店約15店が出店し、綿あめやクレープ、焼きそばなどを販売する。
旗岡八幡神社は、2030年に創建1000周年を迎える。和田さんは「2030年に向けて、これからも大いに地域を盛り上げていきたい。皆さんに楽しんでもらえたら」と笑顔を見せる。
開催時間は15時~20時。入場無料。小雨決行、雨天時は翌6日に延期。