イタリアンバー「notturno(ノットゥルノ)」(港区三田3、TEL 03-6722-0505)が三田にオープンして1カ月がたった。
三田の札の辻交差点近くで、創作カレー店「カリーアンダーソン」隣。店舗面積は5坪、席数はカウンター=6席。ガラス張りの外観にあえて内側から木の板を張り、隠れ家のような雰囲気を演出したという。店主の海老澤淳一さんは、札の辻について「都会なのに静かな雰囲気が気に入った。ぽつんとした建物で、こっそりと店を営業したい」と話す。
店名はイタリア語で「夜想曲」を意味し、夜間に落ち着けるバーをイメージしたという。海老澤さんは1997(平成9)年から26年間、都内のレストランやバーでシェフを務めてきた。2012(平成24)年から10年間はビアバー「麦酒屋るぷりん」(中央区)で料理を担当していたが、コロナ禍をきっかけに、雇われるのではなく自分の店を持とうと決意した。
フードはイタリアンを中心に提供する。「サルデーニャ産からすみのスパゲティ」(2,100円)、「湘南の魚醤(ぎょしょう)と生ニンニクのスパゲティ」(1,400円)や、「フランス産ビゴール豚のカツレツ」(2,900円)など。前菜の「梨のリコッタチーズ和(あ)え」(800円)や「天然鯛(たい)のカルパッチョ」(1,600円)など、季節の食材を使ったメニューも。
ドリンクメニューは、イタリア産ワイン(グラス=1,000円~、ボトル6,500円~)のほか、サッポロ黒ラベル(800円)、グラッパやラム酒(1,800円~)、炭酸水の「サンペレグリノ」(800円)など。ワインは、スパークリングを1種と、赤と白のそれぞれ2種を日替わりで提供する。
「お客さんは、三田エリアの在住・在勤者だけでなく、芝浦など近隣のマンション住民もいる。静かで落ち着ける雰囲気だと好評」と海老澤さん。「細かなルールも、サービス料も設けていない。ワインを楽しむだけでも、食事を楽しむだけでも、自由な気持ちで気軽に来てもらえれば」と呼びかける。
営業時間は17時~24時。日曜定休。