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三田・札の辻に「カリーアンダーソン」 スパイスカレーを和風テイストで

店主の下村裕太さん(写真提供=カリーアンダーソン)

店主の下村裕太さん(写真提供=カリーアンダーソン)

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 創作カレー店「カリーアンダーソン」(港区三田3、TEL 03-6665-8855)が三田の札の辻交差点近くにオープンして3カ月がたった。

「カリーアンダーソン」外観(写真提供=カリーアンダーソン)

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 同店は2021年から約2年間、代官山のたこ焼き店「天風」(渋谷区)の店内を借りて営業。今年3月にいったん営業を終え、4月に移転オープンした。店舗面積は5坪。席数はカウンター=7席。

 店主の下村裕太さんは約17年間、飲食業に携わってきた。コロナ下では自宅で過ごす時間を使い、自身の店を持つ計画を練ったという。「独立は当初から念頭に置いていた。都内にある200軒以上のカレー店を回りながら出店先の街を探した」と下村さん。「三田エリアは、高輪ゲートウェイ駅周辺の開発が進むことで今後さらににぎやかになると考えた」と話す。近隣企業に勤めるビジネスパーソンのランチ利用や、マンション住民のデリバリー需要を見込む。

 和風テイストにアレンジしたという創作スパイスカレー「東京だしカレー」を提供する。看板メニューの「アンダーソンチキンカレー」(1,100円)は、かつお節をベースに、煮干しと昆布を加えただしと鶏ガラスープを合わせ、下村さんの出身地である愛知県岡崎市の名産品・八丁みそを加える。

 月替わりの創作カレーは2種類を用意する。過去の提供メニューは、「明太(めんたい)クリームキーマ」や「しらすとあおさ海苔(のり)と実山椒(みざんしょう)のカレー」など。「普通はカレーに使わないような、意外性のある食材を選ぶのがこだわり」と下村さん。副菜として、しば漬けやポテトサラダなどをのせる。

 トッピングには、納豆と刻んだ野菜を合わせた魚沼の郷土料理「きりざい」、「スパイス半熟たまご」(以上150円)、「かしわ天」(300円)、「季節の揚げ野菜」(350円)を用意する。

 ドリンクメニューは、「ハートランド(小瓶)」(650円)、「コーラ」「トニックウォーター」(以上350円)、スペシャルティコーヒー(400円~)などをそろえる。カレーとスペシャルティコーヒーはテイクアウト可。

 オープン後の反響について、「お客さまから、『斬新なメニューに驚いたが、食べてみるとうまい』と言われてうれしかった」と下村さん。「地域の皆さんに喜ばれる店作りをしていきたい」と意気込む。

 営業時間は、11時30分~14時30分、17時30分~20時30分。日曜定休。

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