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「タカナワホップフェスト2023」開催へ 醸造ビールを販売、寄席やライブも

東日本旅客鉄道の三瓶華奈さん(左)と桑原和希さん(写真提供=東日本旅客鉄道)

東日本旅客鉄道の三瓶華奈さん(左)と桑原和希さん(写真提供=東日本旅客鉄道)

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 「TAKANAWA HOP FEST(タカナワホップフェスト) 2023」が10月28日、高輪ゲートウェイ駅前にある「Tokyo Yard Building(トウキョウヤードビルディング)」(港区高輪2)2階で開催される。主催は東日本旅客鉄道(渋谷区)と、都市緑化事業を手がける東邦レオ(大阪市)。

ホップを収穫する様子(写真提供=東日本旅客鉄道)

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 高輪エリアのホップ栽培プロジェクト「TAKANAWA HOP WAY(タカナワホップウェイ)」で収穫したホップを使ったオリジナルビールのお披露目イベントで、今年で3回目を迎える。トークセッションやワークショップのほか、今年は新たな試みとして、音楽ライブや寄席などのエンタメプログラムを昼の部と夜の部に分けて用意する。東邦レオの田中尚吾さんは「今年はビールの試飲会だけでなく、より広い層が楽しめるエンタメコンテンツを用意した」と話す。

 同プロジェクトは、高輪ゲートウェイ駅周辺の都市開発プロジェクト「TAKANAWA GATEWAY CITY(タカナワゲートウェイシティ)」を進めるに当たって、地域住民とのコミュニケーションや新規住民との融和の手段として2021年に始まった。「みんなで乾杯」をテーマに掲げ、近隣の学校や企業から100人以上が参加。現在は約150基のプランターでホップを育てているという。

 当日は、ドリンク(ビールまたはレモネード)とフードチケットが付いた前売りチケットを購入して入場する。今回販売するビールは、KUNISAWA BREWING(クニサワブリューイング、港区)の「コミュニティビールIPA」と中津ブルワリー(大阪市)の「おもてなしビールヴァイツェン」の2種類。ノンアルコールを希望する人向けに、同じホップを使う「オリジナルホップレモネード」を用意する。

 田中さんは「ホップ作りには、ビールの飲めない子どもたちにも参加してもらっているので、例年はホップを使ったパン作りや、余ったホップのつるを使ったリース作りなどを行ってきた。今回は、大人も子どもも『みんなで乾杯』できたらと思い、ノンアルコールのレモネード作りに挑戦した」と話す。

 フードは、同プロジェクトメンバーで飲食事業を手がけるカサイホールディングス(港区)が作ったパニーニや、江崎グリコ(大阪市)のスナック菓子など、オリジナルビールに合う物を用意する。

 昼の部(13時~17時)では、中津ブルワリー醸造責任者の鈴木悟さんによるクラフトビール講座や同プロジェクトに関わる学生とのトークセッション、落語家の桃月庵こはくさんと春風一刀さんによる「高輪ホップ寄席」を開く。ギタリストの大坂曹平さんはパフォーマンスを披露する。

 夜の部(17時30分~20時30分)では、たき火を模したライティングテーブルの設置やDJによるBGM演奏で、落ち着いた雰囲気を演出する。昼の部に引き続き、寄席とギターパフォーマンスを用意するほか、渋谷区のオリジナルビール「渋生(しぶなま)」をプロデュースするビアジャーナリスト・五十嵐糸さんのトークイベントを実施する。

 「ビールが好きな人も、アルコールが飲めない人も、多様な人々が同じ目線で楽しめるイベントなので、誰でも気軽に来場してほしい」と田中さん。東日本旅客鉄道の天内義也さんは「このような街のコミュニティーづくりに力を入れることで、TAKANAWA GATEWAY CITYの都市開発プロジェクトを盛り上げていければ」と意気込む。

 入場チケットは、ショッピングサイトPass Market(パスマーケット)で発売する。昼夜の2部共に「ノンアルプラン」(オリジナルホップレモネード1本とフードチケット付き)=1,500円、「ビールプラン」(オリジナルビール2本とフードチケット付き)=2,500円。

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