弁当店「肉弁当 戸越銀座本店」(品川区戸越3、TEL 03-4400-2029)が10月18日、戸越銀座商店街にオープンした。
経営は肉弁当(品川区戸越3)。精肉店販売の1129(イチイチニーキュー)、焼き豚メーカーの薩摩ファームブロスト(以上鹿児島県)、都内で飲食店を複数経営するfierce(フィアース、大田区)の3社が共同出資で設立した。
丼ぶり店跡を和のテイストに改装した同店。店舗面積は約10坪。店内を明るくするために天井まで白に塗り直し、入店しやすいよう入り口をガラス張りにした。
食材の彩りを一切無視し、「茶色いは、旨い」をコンセプトに素材と茶色にこだわったという弁当や揚げ物を販売する。テイクアウトのみ。肉弁当代表取締役CFOの大隣佳太さんは「料理をおいしくしていくと茶色くなる」と話す。
開店の経緯については、「鹿児島県産和牛や黒豚など自慢の肉を多くの人に広めたいと、近年ニーズが高まっている中食に注目した。『映え』を意識した食品が出回る中、肉がメインのがっつり系弁当を作るのは面白いと考えた」と大隣さん。戸越エリアを選んだ理由については、「食べ歩きを売りにしている商店街で、メンチカツやコロッケを名物にしていきたいから。好きになってもらいリピートしてもらって、『今日は肉弁当で』と思ってもらえるまでになれれば」と話す。
メニューは、チャーシューをのせた「チャー弁」(850円)や、バーベキュー風に焼いた豚ロースをのせた「バー弁」(750円)、鹿児島産黒毛和牛を使った「和牛すき焼き弁当」、「和牛カルビ弁当」(以上1,290円)、鹿児島県産鶏を使った「鶏塩レモン弁当」(700円)、「とり飯弁当」(750円)など。「月替り弁当」(900円)や、全部のせの「全茶弁当」(2,900円)なども提供する。「戸越銀座の新名物にしたい」と、「和牛×黒豚メンチ」(350円)や「焼豚カツ」(250円)、「黒豚コロッケ」(180円)も新たにメニューに加えたという。
「毎日おなかは空く。今後は弁当の種類も増やしていくし、単品のおかずを買いたいという声に応えて肉総菜の販売も拡充していく」と大隣さん。「都内で50店舗を目指す。海外展開も視野に入れている」と力を込めた。
営業時間は11時~20時。