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戸越銀座にアトリエショップギャラリー「3knot」 1点物のデニム作品を販売

「3knot」店主の大塚茜さん(右)と弟の内野ハジメさん

「3knot」店主の大塚茜さん(右)と弟の内野ハジメさん

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 デニムアイテムのアトリエショップギャラリー「3knot(サン・ノット)」(品川区戸越1、TEL 090-7217-8063)が戸越銀座商店街のビル3階にオープンして2カ月がたった。

「3knot」店内

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 同店は山梨県のデニム工房「まるてんぼう」の東京アトリエで、ショップやギャラリーを兼ねる。店舗面積は13坪。作品が映えるように壁をクリーミーホワイトに塗り、ソファ席4席を設けて腰掛けながら作品を見たり作家と話したりできるようにした。

 コンセプトに「つくる・見る・集い感じる」を掲げる。店名は、アトリエ、ショップ、ギャラリーという3つの場所を「結ぶ」(=knot)ことに由来する。

 店主の大塚茜さんの父は1986(昭和61)年、1点物のデニムを作りたいと名古屋に「まるてんぼう」を創業。現在は山梨県に拠点を移し、家族8人が作家として活動している。大塚さんは小学2年生から物作りをスタートし、中学3年生で作家デビューを果たしたという。

 開店経緯について、大塚さんは「15年前に上京し、子育てをしながら活動を続ける中で、物を作って売って買ってもらう活動はなかなか得難い機会なんだなと感じた。作って売るまでの一連の流れを体験したり知ってもらったりするスペースを作りたいと、5年ほど前から考えていた」と話す。神社や公園があることや商店街のにぎやかさを気に入り、戸越銀座商店街に同店をオープンしたという。弟の内野ハジメさんも同店で一緒に活動する。

 デニムのワンピースやシャツ、コート、バッグ、帽子などのほか、大塚さんが手がけるブランド「AkAne AU(アカネアウ)」のユニセックスのデザインシャツを中心にそろえ、1点物の作品約70点を用意する。価格は3,000円~。ギャラリーでは、「まるてんぼう」「AkAne AU」の作品展示会のほか、音楽イベント、ワークショップなどを開催する。

 「創作活動を通して、1点物のデニムの不思議で楽しい味わいや良さを多くの人に伝えたい。デニムは経年劣化で味わいが出るので、5~10年使ってその美しさを感じてもらえたら」と大塚さん。「地域の人とのつながりを楽しむ場として、3knotをゆっくり育てていきたい」とほほ笑む。

 営業時間は12時~17時。日曜・月曜定休。

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