イタリアン「コマツ堂」(品川区二葉1、TEL 03-6628-5933)が3月2日、品川区役所近くにオープンした。
中華料理店「中華一番」跡を全面改装して店舗に活用した。店舗面積は7坪。席数はカウンター席7席。小料理屋をイメージした内装で、店主の小松博行さんは「キッチンとお客さんの距離感を大切にした。音や香りなど、料理の臨場感も感じてもらえたら」と話す。
小松さんは20年以上イタリアンの料理人として働き、昨年12月まで約6年間、武蔵小山駅近くでイタリア料理店「IL POSITANO(イル ポジターノ)」のオーナーシェフを務めた。「そろそろ別の場所で新しいことを始めたい」と考えた小松さんは、テーブル席中心でアラカルト料理を提供していた前店と趣向を変え、「席数やメニューを絞り、素材や料理のクオリティーを上げて、夜は基本的に1回転でお客さんに料理とワインをゆっくり楽しめるようにした」と説明する。
ディナーはコースメニューを提供する。前菜は「複数の料理を少しずつ楽しんでほしい」との思いから、旬の食材を使ったおまかせを用意する。料金は、1人分4品=2,500円、6品=3,500円。その日のメニューから客が選ぶパスタやメイン料理は、ポモドーロ(1人分=600円、2人分=1,200円)、ボンゴレビアンコ(1人分=800円、2人分=1,600円)、「黒毛和牛ウチモモのグリル」(1人分=1,600円、2人分=3,200円)、「松阪豚肩ロースのグリル」(1人分=1,200円、2人分=2,400円)などを用意する。
ドリンクは、イタリアのナチュラルワイン(グラス=900円~)、クラフトビール(650円~)などをそろえる。
平日のランチは、日替わりパスタ(1,300円~)を3種類用意するほか、産地直送の有機野菜を使ったサラダ、自家製パンをセットで付ける。
土曜・日曜の昼(11時30分~14時30分)限定でハンバーガーを販売する。「ノー ジャンク」をコンセプトに、素材そのものを味わえるよう調味料は使わない。パティは北海道産大沼牛を、バンズは自家製のブリオッシュを使い、「自分がおいしいと思えるオリジナルのバンズにこだわった」(小松さん)という。ラインアップは、スタンダードバーガー(1,500円)、チーズバーガー(1,650円)、週替わりの3種類。サラダ、ローストポテトが付く。
小松さんは「オープンして間もないが、近隣に住む人が早速来てくれてうれしい。隠れ家的な場所で、ワインとイタリアンをゆっくり楽しんでもらえたら」と笑顔を見せる。
営業時間は、11時30分~14時30分、18時~22時(日曜除く)。月曜定休。