野菜の販売イベント「北海道伊達野菜マルシェ」が9月13日、都営浅草線・三田駅近くのDM三井製糖本社ビル(港区芝5)で開かれる。
会場のDM三井製糖本社ビル「Mita S-Garden」の前庭(写真提供=DM三井製糖)
主催は「北海道伊達市の農業パワーアップ推進協議会」(北海道)、共催は伊達市(同)、JA伊達市(同)、協力は北海道糖業(同)、DM三井製糖。
北海道伊達市のブランド野菜「伊達野菜」の魅力を伝えようと、新鮮なとれたて直送野菜を計740個ほど販売する同イベント。会場はDM三井製糖本社ビル「Mita S-Garden」の前庭。
開催の経緯について、同推進協議会事務局である伊達市役所経済環境部農務課農政係係長の坂元賢一さんは「当市の農業の振興と産地PRのため、道内都市部での物販などを行っていたが、コロナ禍により開催を自粛していた。そんな中、DM三井製糖のグループ企業で当市に道南製糖所を構える北海道糖業から声をかけられたことがきっかけ」と話す。
伊達野菜は、100種以上の多品種多品目が特徴。温暖な気候と火山灰土壌の水はけの良い地理的条件を生かし、他地域よりもひと足早く収穫・出荷を行うことができる春野菜や、冬でも安定して出荷できる冬野菜などがある。
当日は、ブロッコリーや、レタス、キュウリ、スイートコーン、チンゲン菜、トマト、キャベツ、長ネギの8種類を販売する。支払いは現金のみで、価格は全て時価。
「このイベントを機会に、伊達野菜をもっと多くの人に食べてもらいたい。福島県の伊達市と混同されることが多いので、野菜を通じて北海道伊達市の良さも合わせて知ってもらえれば」と坂元さん。「東京でのイベントがどのくらい反響があるのか分からないが、結果次第では今後も定期開催を前向きに検討していきたい」と意気込む。