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大崎で立正大学文学部創立100周年記念展 収蔵品展示、「谷山ヶ丘」講演会も

展示準備の様子

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 立正大学文学部の創設100周年記念展「収蔵品で振り返る文学部のあゆみ」が9月10日、品川キャンパス(品川区大崎4)13号館地下2階のロータスギャラリー特別展示室で始まる。

13号館地下1階、ロータスギャラリーBの常設展示

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 1872(明治5)年に日蓮宗小教院として設立された同大学は、2022年に開校150周年を迎えた。文学部は1924(大正13)年に創設され、2024年4月1日に創立100周年を迎えた。現在は哲学科、史学科、社会学科、文学科で構成される。

 展示会場の品川キャンパス13号館は、150周年記念館として2021年に完成した建物。1階から地下2階までは、同大学のあゆみを紹介する「ロータスギャラリー」として、展示スペースやホールを設ける。

 展示品は、過去の海外仏跡調査で見つかったものなど約10点。立正大学特別栄誉教授の坂詰秀一さんによる寄贈品が中心となる。1960~70年代のネパール仏跡調査時の拓本(石柱などに刻まれた文字を写し取ったもの)や、ペリー来航直後の1853(嘉永6)年頃に制作されたとされる「品川台場及沿岸絵図」など。

 9月21日には、坂詰さんによる講演会「谷山ヶ丘(ややまがおか)あれこれ」を開催する。同大学の校歌にも登場する「谷山ヶ丘」は現在の品川区大崎エリアで、坂詰さんの出身地という。

 同大博物館事務課長の草川文博さんは「展示品の一部は、かつての文学・史学・地理3学科の合同調査によるもの。地理学科は現在別の学部に所属しているが、ある時期は文学部だった。文学部地理学科の卒業生にとっても、興味深い展示になるのでは」と話す。

 展示責任者で同学部史学科講師の紺野英二さんは「周辺地域にお住まいの人にとって、記念展が本学キャンパスを訪れるきっかけになれば。地下1階の常設展示も含め、現在の大崎エリアの歴史を感じてほしい」と話す。

 開催時間は10時30分~16時30分(最終入室は16時まで)。土曜・日曜・月曜休館(9月21日は開館)。観覧無料。10月1日まで。21日の講演会は、14時30分開場、15時開演。会場は同キャンパスの石橋湛山記念講堂。

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