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立正大学が150周年プロジェクト発足イベント ゲストに西野亮廣さん、高橋源一郎さん

立正大学望月兼雄理事長(左)、西野亮廣さん(中央)、吉川洋学長(右) 

立正大学望月兼雄理事長(左)、西野亮廣さん(中央)、吉川洋学長(右) 

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 立正大学(品川区大崎4)は11月26日、品川キャンパス石橋湛山記念講堂で「開校150周年プロジェクト」の発足イベントを開いた。

西野亮廣さんによるトークショー

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 同大学は2022年に開校150周年を迎えることを記念し、複数の企業や団体とのコラボレーションプロジェクトを行う。今回のイベントは、プロジェクトの説明をするために開催したもの。作家の高橋源一郎さん、お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣さんをゲストに迎え、会場には多くの学生が詰め掛けた。

 望月兼雄理事長は、プロジェクトのスローガンを「アクティブ&カラフル」と発表。新たに「データサイエンス学部」を設立するほか、地域や企業と連携して社会貢献活動などを行うという。吉川洋学長は「データを解析するだけでなく、スポーツや観光、社会、ビジネスといった分野でのバリュークリエーションを目指す」と構想を語った。新学部は熊谷キャンパスに設立予定。

 コラボレーションが決定している企業・団体は、スリーエム ジャパン(品川区北品川2)、LINE Pay(西品川1)、一般社団法人しながわ観光協会(大井1)、GWC(大田区)、レナウン(江東区)、リバースプロジェクト(港区)、一般社団法人熊谷市観光協会(埼玉県)。学生に向けたビジネスウエアの着こなし講座から、学生と観光協会が共同で行う町おこしまで、企画の内容は多岐にわたる。

 イベントの後半には、高橋さんと吉川学長によるトークショーを開催。高橋さんは「大学生活は、ある意味で何かが免除されている特別な時間。時間の無駄遣いをした方がいい。その時間を、今後の糧にできるかが大切」と学生にエールを送った。

 さらに、西野さんが「新時代の若者の生き方」をテーマにした講演を行った。「挑戦を阻むものはいつもお金。現代のお金の話をする」と前置きした上で、「お金は信用を数値化したもの」と語る。自著の絵本「えんとつ町のプペル」制作時のエピソードを例に挙げ、資金調達の手段であったクラウドファンディングについて「集金機ではなく、信用をお金に両替する両替機」と説明した。

 西野さんは学生に向けて、「技術や情報が全人類の共有財産になっている現代において、他者と差別化されるには『選ばれる人』にならなければいけない。そのためには、信用を得てコアファンを獲得すること、うそをつかないことが重要」と呼び掛けた。

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