カニ料理居酒屋「初代 蟹(かに)よし」(港区芝5、TEL 03-6809-5030)が都営地下鉄・三田駅近くの慶応仲通り商店街(けいなか)にオープンして1カ月がたった。運営は、田町と大井町に居酒屋「魚義」を展開するEatRyze(イートライズ、同)。
ダイニングバー「原価BAR 三田本店」跡を改装して利用する。内装は黒を基調とし、シックで高級感のある雰囲気を演出。全席個室で、ゆとりのある広さを確保したという。店舗面積は1、2階合わせて約45坪。4人個室6部屋、8人個室3部屋、10人個室2部屋、2人・12人・14人個室を各1部屋設ける。
オープンの経緯について、同社社長の遠藤義正さんは「カニ料理を好きな人は多いが、普段食べる機会は少ない。ちょうど新業態の出店を考えていて、カニをリーズナブルな価格で提供する店にした」と話す。店名は「蟹」と遠藤さんの名前を組み合わせ、1号店なので「初代」を付けたという。
看板メニューのカニは、「ズワイ蟹のお刺身」(2,189円)や「タラバ蟹1肩」(1万2,089円)、2人前から注文できる「タラバ蟹とズワイ蟹の食べ比べ」(1人前=1,859円)などを用意する。
そのほか、「ほぐし身の蟹味噌(みそ)」(1,089円)や創作料理「蟹のキッシュ」(1,078円)、「蟹の甲羅グラタン」「蟹のなめろう」(以上869円)、「蟹とアボカドのタルタル」「蟹味噌マヨネーズのバケット」(以上979円)なども。「蟹なべ」(1人前=2,739円、注文は2人前から)や「蟹といくらの釜めし」(小=2,189円、大=4,279円)、「蟹汁」(539円)、150分飲み放題付きの各種コース(2名=6,000~1万4,000円)も提供する。
ドリンクメニューは、カニとの相性を考えて選んだ日本酒を常時18本以上用意する。平孝酒造の「日高見」(1合=890円)や木屋正酒造の「而今(じこん)」(1合=1,290円)、萬乗醸造の「醸し人 九平次(かもしびとくへいじ)」(1合=1,390円)などをそろえる。このほか、日本ワイン(泡・赤・白、ボトル=5,000円~1万円)やウイスキー「山崎」(1,309円)、生ビール(649円)、ウーロン茶(429円)なども用意する。
遠藤さんは「仕入れや創作料理で単価を調整することで、この価格帯を実現している。今後は会社の規模を拡大していきたいので、『蟹よし』ブランドも多店舗展開していくつもり。落ち着いてきたら、土日の営業も始めたい」と話す。
営業時間は16時~24時。土曜・日曜・祝日定休。