
「大衆イタリアンかね子 五反田店」(品川区西五反田1、TEL 03-4400-7093)が池上線五反田高架下にオープンして1カ月がたった。運営は、「大衆イタリアン酒場 ばくりこ」や「もつ焼き煮込み金子屋」などを展開するGCCP(新宿区)。
「大衆イタリアンかね子」は大衆居酒屋をベースにイタリアン要素を組み合わせた居酒屋業態で、五反田店は柏店(千葉県)に次ぐ8店舗目となる。西五反田エリアでは2016(平成28)年11月に「ホルモン かね子」を出店し、翌年10月に「五反田大衆イタリアン酒場 ばくりこ」(西五反田2)へリニューアルした。「大衆イタリアンかね子 五反田店」は同店の姉妹店に当たる。
店舗は地中海料理店「Tavola calda Peri Peri」跡を改装した。高架下ガラス張りの外観を生かし、上部にはレトロな内照式の看板を設置。下部のガラス壁にもあえて目隠しのシートを張らず、大衆酒場のオープンな店内を外から見えるようにした。内装は前店で使われていた古材の木やレンガなどを残し、大衆居酒屋の雰囲気を演出する。店舗面積は約24坪。席数は、店内=46席、テラス=8席。
同社店舗開発部兼デザイン部の若狭将未さんは「当ブランドの店舗拡大を考えていたところ、空き物件を見つけて出店に踏み切った。五反田はオフィスと歓楽街が合わさっており、老若男女問わずアプローチできる場所。社長の金子の叔父が大衆酒場『かね将』を経営しており、五反田は当社にとって縁がある地域」と話す。
フードメニューは、季節や仕入れなどで内容を変える五反田店限定の「かね子の冷菜6種盛り」(990円)や、イタリア・フィレンツェの伝統な煮込み料理「ランプレドット」をベースにバジルとチーズが入った「イタリアンなもつ煮込み」(並=420円、大=520円)、バジル入りの自家製バターを載せたやきとん「ハツバター」(140円)、「カシラバター」(170円)、「タンバター」(180円)、1人1本までの「レバカツ」(50円)など。「イタリアン冷奴」(290円)、「牛ハラミグリル」(1,490円)、「海老(エビ)とタコのアラビアータ」(490円)なども提供する。
ドリンクメニューは、生ビール(480円)、ホッピーセット(白・黒500円)、追加の焼酎(中)、追加のホッピー(外、白・黒、以上300円)、グラスワイン(赤・白=390円)、ウーロン茶(250円)などをそろえる。ハイボールは、サイコロの出た目によって量や価格が変わるサービスを用意。ボトルワインは「グラナダ・カベルネソーヴィニヨン」などの赤4種と「ミルーナ・ビアンコ」などの白5種の計9種類を1,980円均一で提供する。
若狭さんは「気軽に足を運んでもらいたいので、価格や店の雰囲気、スタッフの接客など大衆居酒屋らしさを大切にしている。『池上線五反田高架下と言えば、この店』と呼ばれるくらいの存在にしていきたい」と意気込む。
営業時間は17時~23時(土曜・日曜・祝日は15時から)。