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「マシマシらーめん 物語はここから始まるのだ。 大井競馬場前店」(品川区勝島1、TEL070-8338-7030)が2月9日、大井競馬場前駅近くにオープンした。運営は、スポーツ・アウトドア用品のインターネット物販や飲食事業などを手がけるWILLFIELD(ウィルフィールド、品川区西品川3)。
「マシマシらーめん 物語はここから始まるのだ。 大井競馬場前店」店内
博多区に本店を置き、福岡や大阪などで店舗を展開する「二郎系ラーメン」ブランドで、関東出店は初。カレー店跡を一部設備変更して利用する。店舗面積は約10坪。席数はテーブル=8席、カウンター=5 席。
社長の池澤勇志さんは、開店の経緯について「本社が品川区にあり、この地域を中心にさまざまな事業を展開していきたいと考えている。特に、大井競馬場前エリアは飲食店が少ないため、国民食とも言えるラーメン店を出店した」と話す。
同ブランドは「二郎系ラーメンをもっと身近に。」をコンセプトに掲げ、初心者でも二郎系ラーメンを楽しめる店を目指す。二郎系ラーメン店では、トッピングや量を客が店員に伝える「コール」を採用する店が多いが、同店では食券に記入して店員に渡す形にした。
ラーメンは九州風のしょうゆベースで、豚の脂が溶け込んでいない非乳化スープを使う。少し甘めで、だしの利いたあっさりとした味わいが特徴だという。「スープの味付けを優しくしたり、二郎系ラーメンの中では細い部類に入る中太麺を使ったりと、食べやすさを工夫している」と池澤さん。
フードメニューは、豚ラーメン(並200グラム=1,180円)、辛味ラーメン(同=1,080円)、豚まぜそば(同=1,230円)、チャーシューと背脂を使った「肉脂丼DX」(550円)などを提供する。
無料のトッピングは、しょうゆだれで味付けした自家製の背脂「アブラ」、味を濃くするためにしょうゆだれを追加する「カラメ」ほか、「ヤサイ」(もやしとキャベツ)、「カツオ」(かつお節)、「ニンニク」をそろえる。量の調整は、「基本」「ちょいマシ」「マシ」「マシマシ」の4段階。有料のトッピングは、生卵やフライドオニオン(以上100円)、「半熟味玉」(170円)などを用意する。
池澤さんは「大井競馬場前エリアにはラーメン店があまりなかったため、オープンを喜んでくれるお客さんが多い。二郎系ラーメンを食べたことがない人にも、おいしさを広めていけたら」と意気込む。
営業時間は11時~20時。