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品川区内の一部ローソンにフードドライブ常設窓口 品川・大崎・大井地区に

フードドライブの常設受付窓口

フードドライブの常設受付窓口

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 ローソン(品川区大崎1)は4月1日、品川区内のコンビニ「ローソン」10店舗にフードドライブの常設受付窓口を開設した。フードドライブとは、家庭で使われずに余っている食品などを集め、それらを社会福祉協議会やフードバンクなどに寄付する活動のこと。

フードドライブの常設受付窓口が新たに開設された10店舗の一つ「ローソンゲートシティ大崎アトリウム店」(写真提供=ローソン)

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 品川区は、食品ロスの削減と食品を大切に扱う意識の醸成を目的に、2017年(平成29年)からフードドライブ事業を開始している。環境学習交流施設「エコルとごし」(豊町2)や八潮児童センター(八潮5)など10カ所で同窓口を設置し(2025年3月末時点)、賞味・消費期限が2カ月以上かつ未開封のインスタント食品や缶詰など、使われずに余っている食品を受け付けている。2023年度は約3000キロ、2024年度には約4000キロの食品が集まったという。

 ローソン店内に開設した経緯について、品川区の広報担当者は「本社が品川区内にあるローソンと昨年5月22日に締結した包括連携協定に基づく相互連携および協働の一環。常設の窓口が少なかった品川・大崎・大井地区を中心に設置店の選出を依頼した」と話す。

 新たに窓口が開設された10店舗は、ゲートシティ大崎アトリウム店(大崎1)とゲートシティ大崎店(同)、TOC大崎店(同)、品川大崎三丁目店(大崎3)、東品川海岸通店(東品川3)、ウィラ大井店(勝島1)、西五反田高齢者複合施設店(西五反田3)、品川南大井四丁目店(南大井4)、品川南大井五丁目店(南大井5)、南品川一丁目店(南品川1)。

 集まった食品は月2回、区の委託業者が回収し、賞味期限などを確認した上で配布するという。

 ローソン広報部担当者は「ローソンでは、フードドライブを通じてマチ(地域社会)の一員としての責任を果たすとともに、食品ロスの削減を図り、持続可能な社会の実現に貢献することを重要な取り組みと考えている。今後もお客さまと店舗の協力のもと、継続的に取り組んでいく」と話す。

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