
ゲームバー「STUN TOKYO(スタン トウキョウ)」(品川区東大井5、TEL 03-6456-5050)が大井町エリアにオープンして1カ月がたった。経営は、動画編集やイラスト制作などクリエーティブ分野での就労継続支援B型などを手がける「ラシクル 」(同)。
三共食品東京オフィスを分割したA号室 を改装して利用する。内装はコンクリート打ちっぱなしの壁にダークトーンで統一。間接照明はゲーミングカラー(虹色)の各色を自動で切り替え、ゲーム部屋のような雰囲気を演出する。席数は、カウンター席6席、テーブル席19席。
コンセプトは「game×bar」。店内ではPCゲーム やボードゲームで遊べるほか、Vチューバー(バーチャルユーチューバーの略。2Dまたは3Dのデジタルアバターを使ってインターネット上で活動する配信者)やプロゲーマーと交流できる「eスポーツイベント」を開催する。このほか、「ゲームマスター 」として、VTuberの 影屋うるなさん、TOCORO十(トコロテン)さん、花鳳まみ(=まみたす)さん が定期的に画面越しに接客し 、ゲームの配信や対戦を行う。
店名の「STUN」は英語のスラングである「推し」と、ゲーム用語「痺(しび)れる」のダブルミーニング。「推しに痺れる」瞬間を提供する場を目指すという意味を込める。
店長の濱崎 あすかさんは「就労継続支援の利用者や社員が、Vチューバーをはじめとするオタクカルチャーが好きで、共通の話題で盛り上がれる場所をつくりたいと思ったことがきっかけ。社内だけでなく、世の中的にも需要があると考え、出店に踏み切った」と話す。
料金システムは、チャージ1時間=800円でゲーム観戦と対戦し放題。飲み放題の「ラウンジタイムパス(チャージ料含む)」(1時間から。ソフトドリンク=1,800円、アルコール=2,200円)や、貸し切り利用3時間(時間帯・曜日で料金は異なる)も 用意する。
看板メニューは、ゲームマスターのイメージカラーを使った「推しカクテル(スパチャカード付き)」(各1,000円~)。スーパーチャット(ユーチューブ機能の一つで、ライブ配信中に視聴者が配信者へメッセージと共に直接金銭を送る行為)のように、「スパチャカード」を使って客の意思で金額を上乗せし、ゲームマスターにメッセージを送ることができる。
フードメニューは、ポテトフライとチキンナゲット、オニオンリングを盛り合わせた「STUNチャンピオンズセット」(2,000円)、「NUTSの盛り合わせ」「彩りピクルス」(以上300円)、「ソーセージグリル」(800円)、日替わりの「【裏メニュー】店長の気まぐれ賄い」(1,000円)などをそろえる。
「STUNオリジナル缶バッチ」(1,000円)や「STUNオリジナルTシャツ」(5,000円)などグッズの販売も行う。
濵崎さんは「当店をきっかけに、eスポーツやVTuberになじみのない方々への認知度を高め、eスポーツの 活性化に貢献していきたい」と話す。
営業時間は17時~23時。水曜・日曜定休。