居酒屋「咲乃（さきの）」（品川区小山6、TEL 03-6426-1237）が西小山エリアにオープンして1カ月半がたった。

「咲乃」外観

　中華居酒屋「みんみん」跡を一部改装して利用する。店舗面積は15坪。席数は20席。

　店主の岡本知己さんは「みんみん」の調理場スタッフとして、手羽煮込みやポテトサラダなど中華料理以外のメニューを担当。閉店を期に物件を譲り受け、「タイ料理のあるノンジャンル居酒屋」として新装開店したという。

　岡本さんは「過去にバンコクで約20年間、日本料理店を営んでいた経験を生かして、タイ料理と『みんみん』で出していたようなメニュー両方を楽しめる店にしようと考えた」と話す。

　タイ料理のメニューはチェンマイ出身のシェフが調理を手がける。「カオソイカイ（チェンマイの鶏肉カレーラーメン）」（1,200円）や、「ヤムウンセン（豚ひき肉＆春雨のタイ風サラダ）」、「トーマンクン（エビのすり身のタイ風さつま揚げ）」（以上1,100円）など。

　居酒屋メニューは、看板料理の「手羽煮込（塩煮込）」（1本＝400円）、「鯛のエスニックなカルパッチョ」、「豚バラ軟骨＆ズッキーニの八角ワイン煮込」（以上1,200円）、「ピータンとパクチーの白和（豆腐和え）」（900円）など。前店から引き継いだメニューや、岡本さんによる新作メニューを用意する

　ドリンクメニューは、「シンハービール（タイビール小瓶）」（800円）や「タイクラフトビール」（980円）などのビール類をはじめ、「山形政宗/お燗純米」（850円）や「貴/特別純米」（950円）などの日本酒、生レモンサワー（550円）、「焼酎（芋・麦）」（650円）などをそろえる。

　「タイ料理に日本酒を合わせる提案をしたい」と岡本さん。11月7日は、日本酒「貴」と一緒にタイ料理をビュッフェスタイルで提供するイベントを開く。参加費は8,000円。要予約。

　今後について、岡本さんは「日本ではまだよく知られていない、チェンマイ地方のタイ料理も提供している。将来的には、お客さんが電車に乗って来てくれるような店にしたい」と意気込む。

　営業時間は、11時～14時、17時30分～24時。火曜定休。