「ドリア屋 松栄(まつえい)」(品川区南品川5、TEL 03-6260-2666)が、大井町エリアにオープンして3カ月がたった。
飲食店跡を利用し壁面などを改装した。店舗面積は10坪。席数は、1階にカウンター=7席、2階にテーブル=10席。
店長の宮崎篤郎さんは10年以上パリのレストランで修業。帰国後、ドリアを提供する店の開業を決意したという。「ドリアは子どもにもなじみのあるメジャーな料理ながら、奥深さや味の多様さがある。フレンチの経験や技法を使って、専門的に扱ってみたいと考えた」と宮崎さん。
下北沢の飲食店で間借り営業をスタートし、高円寺での間借り営業、中野新橋でのテイクアウト・デリバリー専門営業を経て、大井町エリアでの開店に至った。「複数路線の乗り入れがあり、利用者の多い駅周辺での出店を検討していたところ、この物件に出合った」と話す。
ランチタイムは、ドリアとサラダ、日替わり小鉢のセットを中心に提供する。ドリアのラインアップは、カツオだしを使い和のテイストを加えた「海老(エビ)とフレッシュトマトドリア 大葉風味」(1,200円)や、野菜を使ったラビゴットソースをベースにした「牡蠣(カキ)と柚子(ユズ)のドリア」(1,400円)など。「当店のドリアは、ソースが主役でチーズが脇役。焼き過ぎないリゾット風の食感を楽しんでほしい」と宮崎さん。
ディナータイムは、ミニサイズのドリア(800円~)を用意する。ドリア以外は、「ルッコラと生ハムのサラダ」(990円)、「トリッパのトマト煮」(1,100円)など小皿料理のほか、「和牛テールの煮込み」(2,310円)などメインになる料理も用意する。
ドリンクは、生ビール(770円)、ハイボール(660円)、スパークリングワイン、白ワイン(以上770円~)、赤ワイン(825円~)などをそろえる。
「ご近所の人の来店が多い。フレンチ料理人の店と聞いてハードルが高いと感じる人もいるが、ふらっと気軽に訪れて」と宮崎さん。「家庭とは一味違うドリアを味わってもらえれば。いい意味でお客さんの想像を裏切っていきたい」と意気込む。
営業時間は、ランチ=11時30分~15時、ディナー=17時30分~23時。火曜定休。