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エコルとごしで富田菜摘さん作品展 廃材で作った動物の立体作品を展示

「エコルとごし」広報担当の丹羽さん(左)、事業担当の町田さん

「エコルとごし」広報担当の丹羽さん(左)、事業担当の町田さん

 美術家・富田菜摘さんの作品展「廃材から生まれたいきものたち」が2月25日から、品川区立環境学習交流施設「エコルとごし」(品川区豊町2)で開催されている。

ブルカノドンの「ブルカ」(左)、ブラキオサウルスの「ブランドン」

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 富田さんは、役割を終えた身近な素材を再利用したアート作品を制作し、国内外での個展や行政・企業とのコラボレーションなど、多方面で活動している。今回は、金属廃材を用いた動物の立体作品を展示する。

 開催のきっかけについて、エコルとごし事業担当の町田さんは「多くのごみが捨てられている現状に焦点を当て、楽しく学べつつ、物を捨てる時の意識を少しでも変えるような展示をしたいと考えた。廃材を再利用する富田さんの作品は、この企画にマッチするはずと思って声をかけた」と説明する。

 館内には、大小さまざまな17体のアート作品が並ぶ。素材は富田さん自身が集めたり、アート活動をサポートする人たちが提供したりした廃材で、空き缶や調理器具、自転車の部品、家電などをねじや針金、グルーガンでつなぎ合わせる。「一体ずつ名前が付けられているのも見逃さないで」と町田さん。

 1階エントランスには、今回の展示で最も大きな恐竜のブラキオサウルスとブルカノドンを模した作品を設置する。コミュニティーラウンジに展示するのは、ブルドッグやラクダ、ウサギやネズミ、クモなど。受付で観覧者にクイズカードを配り、館内各所に設置したごみ問題を学ぶボードにクイズを解くヒントを掲載する。

 来場者の反応について、広報担当の丹羽さんは「動物作品は子どもたちに人気。作品を見て、『自分もいらない物を使って家で何か作りたい』という声もあった。素材の特徴をじっくり観察したり、どこで使われていたのかという背景を想像したりしながら作品を楽しんでもらえれば」と話す。

 町田さんは「環境問題の展示は難しいイメージを持たれがちだが、気軽に作品を楽しんでほしい。新しい物を手にする時や使っていた物を手放す時に、今回の展示によって少しでもその先の未来を考えるきっかけになれば」と話す。

 開館時間は7時~21時30分(映像展示・常設展示やキッズスペースは9時~18時)。観覧無料。3月22日まで。

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