「御殿山さくらまつり2026」が3月27日、御殿山トラストシティ(品川区北品川4)で始まる。主催は森トラスト(港区)。
桜の名所として知られる御殿山は、江戸幕府8代将軍・徳川吉宗が庶民の花見文化奨励を目的に数多くの桜を植えたといわれている。同イベントは御殿山の歴史と文化を伝えるため、2015(平成27)年に初開催し、新型コロナウイルス感染症拡大で中止となった2020~2022年を除き、毎年開いている。
9回目となる今年は、「~さくら舞う 江戸レトロな日 御殿山~」をコンセプトに、「見る」「食べる」「体験する」の3カテゴリー8イベントを展開する。
見どころは、夜の御殿山に1000基のあんどんを設置する「御殿山・1000灯の道」。企画担当者の籾井さんは「今回は地域との連携をより深め、子どもたちが参加しやすいイベントを目指した。あんどんは御殿山小学校の児童を中心とした子どもたちによる手作り。夜はライトアップも予定しており、夜桜と合わせて幻想的な雰囲気を楽しんでもらえたら」と話す。
会場にはキッチンカーが出店し、3種類のシロップからフレーバーを選び、とっくりや急須で赤ワインやソーダなどの割材を注ぐ完全オリジナルの「お花見ドリンク」(500円)を販売する。ドリンクのラインアップは「さくらサングリア」「お花見シトラス」「春のじゃばら酒アイスティー」など。同担当者の林辺さんは「お客さまに自分でドリンクを仕上げてもらう形にした。ロゴ入りのカップを使っているので、SNSにアップするなどして盛り上げてもらえたら」と話す。
このほか、江戸切子や仏像彩色などを体験できる「伝統工芸ものづくり体験by品川職人組」、ハズレなしのくじ引きイベント「御八つ富くじ」、プロのフォトグラファーがポートレートを撮影する「御殿山さくら写真館」なども行う。
イベントに先行し、3月23日は「御殿山 さくらのバトンプロジェクト」の一環として、御殿山小学校6年生による桜の植樹式が行われた。林辺さんは「御殿山トラストシティの桜は更新期に差し掛かっている。そこで、地域の子どもたちと一緒に、ソメイヨシノより長寿な品種のジンダイアケボノやヨコハマヒザクラを植え、未来の御殿山の景観を守る取り組みを行った」と話す。植樹式の後には、「御殿山・1000灯の道」のあんどん作りワークショップを開いた。
籾井さんは「江戸時代から愛されてきた桜を見ることで、レトロな雰囲気を楽しんでほしい。御殿山ならではの春を感じていただけたら」と来場を呼びかける。
開催時間は、桜ライトアップ=17時~22時。キッチンカー出店=11時~19時、体験イベント=11時~17時、御殿山さくら写真館=11時~18時。入場無料。4月5日まで。