バンダイナムコゲームス(品川区東品川4)は3月19日、ニンテンドーDS用推理アドベンチャーゲーム「有罪×無罪」のオフィシャルサイトをオープンした。同ゲームの発売日は「裁判員制度」施行日と同じ5月21日。
「有罪×無罪」は「裁判員制度」をテーマに、「裁判員」の視点で真相を究明するゲーム。プレーヤーが裁判員に選ばれるところから始まり、6人いる裁判員の一人として、架空の裁判を進める。審議を進めることで得られる証拠品や証言、被告人への質問や他の裁判員との評議などから判決を下す。
同ゲームの監修には、元検事総長の松尾邦弘さんを迎え、実際の法廷で起こる可能性があるやりとりを追求し、「裁判における独特の臨場感と緊迫感を味わい、謎解きを楽める」(同社)という。
ターゲットは、推理ゲームファンの26~39歳のビジネスマン。オフィシャルサイトには、まず「ゲーム概要」と「事件概要の一部」を掲載し、「キャラクター紹介」や「ゲームシステム」などを順次公開していく。
このゲームの醍醐味について、同社プロモーション担当の藤井博司さんは、「有罪とも無罪とも取れる事件の謎を解き、正しい判決を下すという、現実にありそうなリアリティは従来の推理ゲームにはない新しい視点。またソフト発売日が裁判員制度施行日と同じ5月21日なので、世間の関心が集まり、宣伝効果も見込めるのでは」と話す。