グランドプリンス新高輪の大宴会場「飛天」(港区高輪3)で8月1日より、「夏休みファミリーフェスティバル 大鉄道博 Supported by タカラトミー」が開催される。
イベント会場は約1,000坪。入り口は昭和の街並みを再現し、日ごろ目にすることができない「0・0Jゲージ(本物の45分の1)」の車両模型、新幹線や特急列車の「HOゲージ(本物の80分の1)」がフル編成で走り抜ける大鉄道ジオラマ、リニアモーターカー体験乗車などさまざまなコンテンツを用意。「鉄道文化の達人コーナー」では、7人の鉄道コレクターによる国鉄時代のおもちゃやポスター、切手など貴重なコレクターズアイテムを展示する。鉄道の「懐かしい」メニューを再現した鉄道レストランのオープンも。
同展の鉄道企画コーディネートを手掛けたのは、元財団法人日本ナショナルトラスト事務局長で地域遺産プロデューサーの米山淳一さん。2007年に手掛けた江戸東京博物館(墨田区)の「大鉄道博」が入場者数17万人と好評だったため、その後、岡山、仙台、甲府、宮崎の博物館やデパートなどでも企画された。今年は長崎、高松、京都、品川の4カ所で開催となった。
米山さんの「おすすめ」は、かつて東京と九州をつないだブルートレイン「オハネフ25形」。北九州小倉より取り寄せ、20メートルの車体をおよそ6.5メートルに切断したものを展示予定だという。
「国内における鉄道の開通は、明治5年の新橋~横浜間が最初だが、実はそれ以前に仮営業として品川~横浜間で試運転が行われていた。そういった意味でも品川で鉄道博を行うことは大変有意義なこと。鉄道は生活文化でもあり、土木・建築・機会など近代技術の蓄積でもある。今回のイベントは子どもだけでなく親子3代で楽しめるので多くの方に楽しんでいただきたい」と米山さん。期間中の入場者数は20万人を目標に据える。
開催時間は10時~17時。8月31日まで。入場料は、一般=1,300円、高校・中学=1,000円、小学生以下=700円。現在発売中。