ポッカ(東京本社=江東区)は10月1日、品川女子学院(品川区北品川3)の生徒と共同開発した新商品「桃恋茶」(とうれんちゃ)を関東エリアで新発売する。
同社は品川女子学院のライフデザイン教育「28project」に賛同し、2006年1月よりマーケティング事例を学ぶ場を提供。商品コンセプトからパッケージデザイン、販促用のポスターにまで「28project」に参加した生徒のアイデアや生の声を反映し、「キラキラしてかわいい、前向きな自分になれる」を基本コンセプトに、ピーチ風味のウーロン茶が生まれた。
生徒から集められたアイデアは、「ダイエットにうれしい飲料=おいしく飲めるウーロン茶」「香りだけ甘く、喉越しや後味はすっきり。桃の香りで癒され、甘さゼロでも満足できる」「キラキラしたいと願う自分を応援する飲料=キラキラしたかわいいパッケージ」の3点。2006年9月の文化祭で実施した味覚調査では、約7割の生徒に「おいしい」と評価されたという。
商品パッケージは、女子高生に人気のピンクをベースにした7種類を展開。それぞれ、「冠」「流れ星」「ハート」「ブタ」など願い事や恋にまつわるラッキーチャームをテーマにしている。店頭POPも、ターゲットである10~20代の女性になじみのある絵文字や顔文字を使った文章で表現した。ポスターは生徒直筆のメッセージ入り。
品川女子学院が取り組む「28Project」は、28歳になったときに社会で活躍している女性を育成することを目的とした教育活動。28歳を、結婚、出産、キャリアの中断または継続を考えるターニングポイントととらえ、社会で活躍するために必要なコミュニケーション力や将来の目標を実現する力を養うことを目的としているという。
内容量は500ミリリットルで、希望小売価格は140円。関東エリアのコンビニエンスストア、ドラッグストア、駅売店などで販売。