西大井の障害者福祉施設に喫茶スペース-地域住民が立ち寄れる場に

JR西大井駅近くの「森前障害者福祉施設」の外観。

JR西大井駅近くの「森前障害者福祉施設」の外観。

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 JR西大井駅近くの森前障害者福祉施設(品川区西大井1)に2月1日、精神障害者の作業所「かもめ第二工房」(TEL 03-6429-8401)がオープンした。

「かもめ第二工房」に併設した喫茶スペース

 同施設は老人福祉施設「品川区立西大井シルバー」移転跡の施設を改修し、1月22日に開所式が行われたばかり。品川区が土地と建物を社会福祉法人福栄会(本部=東品川3)へ無償貸与。同法人が改修工事を行った。

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 工事や備品などの経費は、およそ5,690万円。東京都補助金4,033万円、品川区補助金800万円、東京都共同募金会助成金215万円を受けた。敷地面積は461平方メートルの地上2階建て。1階は、精神障害者を対象とした作業所、2階は、知的障害者のグループホームとなる。

 福栄会は、高齢者施設、児童施設、母子支援施設など福祉全般の施設を運営。精神障害者の作業所「かもめ工房」は区内に3カ所あり、同施設には東中延の第二工房が移転した。

 同作業所では、作業訓練を中心に就労支援や日常生活全般にわたり支援を行う。現在約30人の利用者が菓子製造、アメリカンたわし製造、公園清掃などを行っている。オープンにあたり、新たに喫茶スペースとショップを併設。これまで利用者が製造した商品はイベントなど不定期で販売していたが、常設販売となるのは同施設が初。

 販売商品は「チョコピール」(400円)、「あんずジャム」「りんごジャム」(以上600円)、「ルシアンクッキー」「ブラウニー ブロック」(以上350円)などの菓子類や「アメリカンたわし」(180円)、「陽気なぞうきん」(200円)など。喫茶スペースではコーヒー、紅茶(以上200円)を提供する。

 「工事中の時から近隣の方々がのぞきに来るなど興味を持っていただきうれしい。菓子類はボランティアスタッフの協力で、徳島のゆずや信州のリンゴを使うなど安全な食材を使用している。ショップ名もこれから皆で考え、スローペースで頑張りたい」と星野由美子施設長。

 福栄会の新美まり理事長は「計画段階から数えるとオープンに2年かかった。利用者たちが明るい気持ちで一歩前に進めることができれば」と期待を寄せる。

 営業時間は13時~15時30分。土曜・日曜・祝日定休。2階の「グループホーム森前」の定員は6人で、現在入居者を選考中。3月より入居が始まる予定。

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