白金・目黒通り沿いにあるギャラリー「ART ONION(アートオニオン)」(港区白金 2、TEL 03-5793-8601)で3月12日から、デザインプロダクトブランド「100%」による展示会「100CITIES BY 100%」が始まる。
同ブランドは兄の坪井信邦さんが運営を、弟の浩尚さんがデザインを手がける。「グッドデザイン賞」、ドイツの「red dot Award」、イギリスの「D&AD global awards」など数々の賞を受賞し、「国内外で高い評価を得ている」という。東京を皮切りに福岡、金沢の国内3カ所で開催。同ブランド初のギャラリーツアーとなる。
「100%」の人気アイテムは「サクラサクグラス」。グラスを持ち上げた時にテーブルに残る結露に着目し、桜の模様に水滴が広がるようデザインされたもの。同商品との出会いについて、同ギャラリーのディレクター永田宙郷(おきさと)さんは「かかわった雑誌に偶然載っていたのがこのグラス。通常ならネガティブな要素である結露を、ポジティブにとらえて面白いと感じた」と振り返る。展示会では同商品のほか、最新作のアナログ時計「SUN」の限定バージョンも販売する。
初日には坪井兄弟をゲストに迎えたトークセッションも。ナビゲーターは、日経デザインの廣川淳哉さんが務める。永田さんは「デザイナーのブランドがどのように作られ、活動を続けているのかということを取り上げる。デザインにかかわっている方はもちろん、デザインをビジネスとして経営や商品企画に取り入れようとされている企業の方にも、楽しんでいただけるセッションにしたい」と話す。
営業時間は11時~19時。日曜定休。入場無料。今月28日まで。