庭園美術館で建物公開展「アール・デコの館」-夜桜鑑賞も

美術館正面に咲く桜。

美術館正面に咲く桜。

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 東京都庭園美術館(港区白金台5、TEL 03-3443-0201)は3月25日から、「アール・デコの館-庭園美術館 建物公開-」を開催している。

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 同展は年に1度、庭園美術館として使用している旧朝香宮邸の本来の姿を鑑賞できる展覧会。今年は桜の季節に合わせ、金曜・土曜には夜桜を楽しむことができる。アール・デコ様式の建物と、館所蔵の朝香宮家関係資料やアール・デコの美術品も併せて紹介。来場者は1日700人前後を見込む。

 建物の関連作品や資料、当時の竣工写真などを展示し、デザインの源泉や材質などを解説。宮家の家族が普段使用していた「小食堂」や、温室として使われていたという市松模様の大理石がモダンな「ウィンターガーデン」など、普段は見られない部屋も公開する。開催中、一部を除き館内での写真撮影も可能。

 会場では、美術館紹介の小冊子(525円)やオリジナルペンダント(9,450円)、一筆せん(300円)、レターセット(400円)などを販売する。

 同展展示係の浜崎さんは「老若男女問わず、春を楽しみたい方に来てもらいたい。金曜・土曜は夜桜とともに楽しんでほしい。開催期間中の金曜は、館内でサティ演奏・研究の第一人者である島田璃里さんによるピアノ演奏があるので、そちらにもぜひ足を運んでいただければ」と話す。

 開館時間は10時~18時(入館は17時30分まで)。金曜・土曜は20時まで(庭園は18時まで)。入館料は、一般=800円、大学生(専修・各種専門学校生)=640円、小・中・高校生と65歳以上=400円。4月11日まで。

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