グランドプリンスホテル新高輪(港区高輪3)は4月29日より、同ホテルに来場した子どもたちがその場で折った「かぶと」の折り紙を貼り付けて完成させる「手作りオリジナル兜」の展示を行っている。
色とりどりの「かぶと」の折り紙を貼り付けて作られた大きな「かぶと」(発泡スチロール製)
当初用意されていた土台の「かぶと」は、高さ60センチ、幅80センチだったが、5月2日時点で200枚以上のかぶとの折り紙が集まったため、急きょ高さ120センチ、幅180センチの巨大「かぶと」を追加。同ホテルに勤務する氷彫刻師の小阪芳史(よしひと)さんが、発泡スチロールを材料に制作したという。
千葉県松戸市からやってきた馬場亮輔君(9歳)は、「かぶとの折り紙は、小さいころ教えてもらったので得意。こどもの日は、自宅でもかぶとや弓矢の置物を飾ってもらっている」と得意げな表情を浮かべながらも、「どうして、こどもの日にかぶとを飾るのか」と母親に質問する場面も。弟の俊輔君(4歳)と一緒に、土台のかぶとに折り紙のかぶとを仲良く貼り付けた。
グランドプリンスホテル新高輪、グランドプリンスホテル高輪、ザ・プリンスさくらタワー東京では、「かぶと」以外にもGW期間限定で五月人形の「よろい武者」などを展示し、日本庭園では「こいのぼり」を立てている。
同ホテルグループ企画広報担当者の山﨑令恵(のりえ)さんは、「こどもの日の企画として、今回の『手作りオリジナル兜』展示は初の試み。折り紙のかぶとを折ってもらうことで日本の伝統行事の意味を伝え、お子さまの心を育てるお手伝いができればと考えた。イベント期間中は、品川プリンスホテルを含む4ホテルのスタッフ約2,000人全員がかぶとの折り紙のネームプレートをつけ、お客さまをお出迎えしている」と、手作りのおもてなしをPRする。
5月5日まで。