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安全・軽量のピンスポットライト「LUXA」と「さくらLED」開発秘話

提供:品川区社会貢献認定製品事業 制作:品川経済新聞

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皆さんは小学生の頃、学芸会でどのような役割を経験してきましたか? 舞台に立つ役者や音響、照明を担当した人もいるでしょう。学校で使うピンスポットライトは大きくて扱いづらく、そして機材が高温になるといった印象があるかもしれません。しかし今や、そういったイメージを覆すLED照明が誕生しています。

この製品を開発したのは、株式会社OPLUX設計事務所です。同社が設計したピンスポットライト「LUXA」、さらにライトアップLED照明器具「さくらLED」について詳しく伺ってみました。

蓄積されたノウハウを活かしてLED照明技術の最先端を目指す

同社代表取締役社長の渋谷寛之さんは、舞台照明を設計する会社に勤めたのち、2009年に会社を設立しました。当初は光学部品を主に販売していたそうです。さらに、さまざまな産業分野から外注設計も請け負ってきました。

渋谷さんはこれまでの経歴について、「それまでメインにしていた舞台照明はもちろんですが、植物照明やインテリア用のデザインなどにも携わりました。そうした仕事をこなしていくうちに、これまで使用したことのない部材や光の波長の効果など、さまざまなノウハウが蓄積され、自社でも照明の設計や製作をするようになりました」と振り返ります。

特に力を入れてきたのはLED照明の製作です。LEDは、ハロゲンや放電灯などこれまで使われてきた光源とは異なる光りを放ちます。そのため、レンズも今までとは全く違う考え方で設計・製作をする必要がありました。

渋谷さんはこれまでのノウハウを総合的に活用しつつ、照明用LEDやLED用レンズの設計をしています。そして、ものづくり補助金に採択されたことをきっかけに着手したのが、LEDを使用したコンシューマ向けピンスポットライトの開発でした。

小学生も安全に利用できる!スポットライト開発へのこだわり

従来のスポットライトはプロ向けがほとんどだったため、製品にはプロ仕様のさまざまな機能がついています。しかしその分、行事などで年に数回しか使う機会のない学校の先生や生徒には取り扱いが難しいという難点がありました。

「プロ向けの製品を使いこなすには、ある程度のトレーニングが必要です。それを受ける機会を持たない学校の先生や生徒さんにとって、従来のスポットライトは大変使いづらいものでした。そこで私たちは常々、一般の方でも扱いやすいものを作りたいと考えていたのです」(渋谷さん)

問題は使い勝手だけではありません。実は安全面にも課題がありました。従来のものは使っているうちに機材が高温となるため、小学生が操作すると機材に腕が触れてしまい、やけどをする危険性があったのです。また、重さもあるため持ち運びが難しいこと、機材が転倒した場合に怪我をするリスクもありました。

そういった事情によって、渋谷さんが新しいスポットライト開発で重視したのは、使いやすさと安全性です。設計のこだわりポイントについて、渋谷さんは「小学校での利用を想定すると、熱が少ないことと軽いことは必須条件です。また使いやすさの面でも、一般の人には必要ではない機能を見直し、従来製品の良い点を残しつつ欠点を改善しました」と説明します。

開発スタートから約1年半、使いやすさと安全性を追求したLEDピンスポットライト「LUXA(ルクサ)」がついに誕生しました。LEDの特性をより生かすため、従来のものとは異なるLEDに最適な光学設計をイチから見直しています。その結果、サイズや重さ、電力をそれぞれおよそ2分の1に抑えるなど、小型化・軽量化を実現したのです。

従来の機材では、安全のため軍手の着用が必要でしたが、LUXAは素手で手軽に扱うことができます。また、説明書がなくても直感的な操作ができるようインターフェースを極力シンプルにし、操作部を1カ所にまとめて片手で使えるようにしました。

「品川区立京陽小学校で実際に使っているところを見させてもらいましたが、小学生でもキューに合わせた点灯や消灯、色の変化をきちんと操作できていましたね」(渋谷さん)

実際に機器を触らせてもらったところ、特別な知識がなくてもピントの調整や色変更などを手元で簡単に操作できました。リモコンでの遠隔操作にも対応しているので、ほかの作業と並行して照明を操作できます。

「さくらLED」の開発によって、鮮やかな桜の色を夜空に再現

そしてもう一つ、同社の新しい取り組みとして注目したいのが、鮮やかな色で桜のライトアップを実現した「さくらLED」の開発です。

通常のライトアップでは、桜のような淡い色の花は白っぽくなり、ライトアップ器具の光源色に染まってしまいました(写真左)。そこで、桜の色のバランスと人間の眼の感度をうまく合わせ、日中に見るようなリアルな色が夜空の背景でも見られるよう、独自の技術を使った最適なLED照明を開発したのです。

2017年春には、しながわ中央公園で一般的なLEDと「さくらLED」を比較したライトアップの実証試験を行いました。このテスト期間中は多くの地域住民がしながわ中央公園へ足を運び、点灯の瞬間はあまりの美しさにざわめきが起こったそうです。夜空を背景に桜の美しさを再現したライトアップが、訪れた人々の心を惹きつけた瞬間でした。

渋谷さんは「さくらLED」を開発した背景について、「桜は約1週間しか満開を楽しめません。少しでもお花見の時間を長く楽しむためには、夜の美しいライトアップが必要と考えました。ライトアップを見るために多くの人が足を運んでくれれば、地域経済の活性にもつながりますから」と説明します。

LED今後の展望について渋谷さんは、「当社はある意味、利益度外視で活動できる中小企業です。そしてLEDを熟知しているからこそ、照明を活用した社会貢献ができると自負しています。今後も自分が持った技術でみなさんに喜んでもらえるよう、光を駆使した世の中にない付加価値を提供していければ」と意気込みます。

OPLUX設計事務所の技術は、今後も進歩し続け、社会をより明るく照らしていくでしょう。品川区内の桜の名所で、色鮮やかな夜桜をゆっくり楽しめる日を楽しみにしています。

品川区社会貢献認定製品事業とは

品川区は、2018(平成30)年度から中小企業の優れた自社技術・製品・サービスで社会貢献に寄与し、指定のテーマに該当するものを「社会貢献認定製品」として認定しています。認定製品は、品川区への試作・導入などの積極的な販路拡大支援を受けることができます。

2019年度は9社9製品が認定されました。

株式会社 OPLUX設計事務所

〒142-0041 東京都品川区戸越1-30-3

執筆:年永亜美

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