東急目黒線・武蔵小山駅前の創業支援施設「武蔵小山創業支援センター」(品川区小山3)に8月1日、スクールガール専門店「ルーシーポップ」がオープンした。
スカートからシュシュまでトータルコーディネートが可能な「Lucy Pop」
同センターは同日オープンしたビジネスサポートセンター。同店は、小売業や卸売業、サービス業で創業予定または創業3年以内の法人や個人を対象とした1階の貸し店舗「チャレンジ・ショップ」に入居する。3室の募集に対して、応募件数は27件だった。
経営は、ユニホームの企画デザインなどを手掛ける「響(ひびき)」(上大崎2)。女子中高生が放課後を楽しむためのアクセサリーや雑貨の製造・販売を新事業として応募した。代表の神山太さんは「上京し、初めて住んだ街が武蔵小山だった。買い物に来た際に偶然募集を見かけ、応募してみた。武蔵小山から『カワイイ』を発信したい」と顔をほころばせる。店舗面積は12平方メートル。
取扱商品は、オリジナルブランド「Lucy Pop」のスカート(8,800円)、ブラウス(4,200円)、ポロシャツ(2,990円)、リボン、ネクタイ(1,500円~)、シュシュ(500円~)など。同柄・同素材でトータルコーディネートが楽しめるのが特徴で、ピンクや赤、水色など色とりどりの制服アイテムをそろえる。このほか、女子校生向けのスクールブランド「candy sugar」のスクールバッグ(4,095円)やカジュアルブランド「PIKO」のチェック柄スカート(9,975円)なども扱う。
制服のリボンを放課後に付け替えて楽しむ「デコリボン」もオリジナル商品。ポリエステル100%のネクタイ生地で織り上げており、「ネクタイもあるので、カップルで付けることもできる」という。価格は1,890円~2,990円。現在店頭では16種を展開しており、マーケティングを行い人気の高い商品の入れ替えを行う。
企画・広報担当の秋山淑紀恵(ゆきえ)さんは「大人が考えた中高生向けのアイテムと、実際彼女たちが欲しい商品には開きがある。女子中高生を店に招きモニター会を行うことで、彼女たちの『今欲しいもの』だけがギュッと詰まった店になれれば」と話す。
今後について、神山さんは「女子中高生のマーケティングの場として、さまざまな企業や高校とコラボレーションができれば。雑誌などでも積極的に貸し出しを行い、年間を通してサイクルを短く、小ロットでさまざまな商品を並べていきたい」と意気込む。
営業時間は11時~19時。火曜定休。