JR五反田駅東口近くに8月6日、ファストフード型居酒屋「仰天酒場 和っしょい2 五反田東口店」(品川区東五反田 5、TEL 03-5475-3945)がオープンした。
経営は、ワタミ(大田区)の100%子会社・ワタミフードサービス(同)。同店は新業態で、60種のフードアイテムの7割を250円、3割を500円で提供する。2つの価格帯を設定することで、「季節感や手作り感のあるメニューの提供を可能にする」という。滞在時間は約1時間を想定し、客単価は1,800円。
「ファストフード型居酒屋」をコンセプトに据え、ICカードを活用したセミセルフ方式を採用。利用客は、あらかじめ現金をチャージした専用カードを用意し、オーダーと支払いは客席に設置された小型オーダー・決済端末から行う。できあがった料理は利用客が取りに行く仕組みで、これにより人件費を削減。売り上げの25%~30%を占める人件費を20%未満に抑える。
「削減した人件費はフードメニューに還元し、一般的に30%と言われる原価率を43%と高く設定している。品質を落とさず、価格を下げるための仕組みを考えた結果生まれた業態。低価格競争へ参入したわけではない」と広報グループの寺西雄一さん。ビジネス街での「仕事帰りの一杯」や自宅最寄駅近くで「軽く一杯」などの「ちょい飲み」ニーズを狙う。店舗面積は31.5坪で、席数は73席。
メニューは「コラーゲン!豚テールチゲ」「モツカレー」「メヒカリの南蛮漬け」「イカ丸焼き」「トマトの浅漬け」(以上250円)、「アワビの沖漬け」「マグロのトロカルビ揚げ」「刺身盛り合わせ」(以上500円)など。ドリンクは約8割を250円に設定し、地酒や本格焼酎は500円で提供する。
オープン後の様子について、寺西さんは「セルフサービスについては特に苦情もなく、フードメニューのお値打ち感を感じていただいている。1号店は駅の乗降客が多く、いい物件が見つかったので五反田に出店したが、住宅地などさまざまな立地で展開できる業態。将来的には300店舗を目指す」と力を込める。
営業時間は16時~24時。