東急目黒線・武蔵小山駅近くに「つけ麺 慶次」(品川区小山3、TEL 03-3785-1223)がオープンして約3カ月が過ぎた。
古い建物が立ち並ぶ、飲み屋街の一画に店舗を構える同店。店長を務めるのは、スンドゥブチゲの専門店で5年間修行したという水野馨(かおる)さん。麺を安く、多く食べてもらいたいという思いから、前職の経験を生かした「チゲつけ麺」(ハーフ=580円、小=680円、並=780円)を開発した。店舗面積は7坪で、席数は9席。
チゲつけ麺は、牛スジや野菜から取る洋風ダシに、みそやアミエビ、イカの塩辛などを使用。麺は菅野製麺所(大田区)の太麺で、冷や盛り、温盛り、釜揚げの3種類から食べ方を選べる。水野店長「おすすめ」は、チゲのスープによく合うという釜揚げ。ごはん(150円)と生卵(80円)を追加し、雑炊にすることもできる。
つけ麺に絞った理由について、水野店長は「ラーメンの方が客の回転が早いといわれているが、つけ麺は提供からの時間がかなり短い。1時間で最大約60人をさばくことができる。ただ、雑炊は再加熱するので時間がかかり、意味がなくなってしまうが…」と笑う。
「オープン後、手応えをかなり感じている。ラーメン店としての立地は悪いが、今後も味で勝負していきたい。3カ月後には行列ができる店にできると思う」と自信をみせる。
営業時間は17時~翌3時。