田町駅西口近くの建築会館(港区芝5)地下1階に4月1日、ゴールデンマジック(港区)が展開する飲食店3店舗がグランドオープンする。
同時オープンするのは、肉料理やビストロ料理、ワインなどがメーンの「BISTRO Ushibenkei 田町店」(TEL 03-6858-0030)、牛タン・牛鍋がメーンの「肉割烹 牛弁慶 田町店」(TEL 03-6858-0010)、カニや魚介類がメーンの「かに地獄 田町店」(TEL 03-6858-0050)。
「BISTRO Ushibenkei 田町店」の店舗面積は約14坪で、席数は25席(立ち飲みスペースは最大16人収容)。店内はワインのラベルを貼り付けた赤い壁に囲まれ、「その日のおすすめ料理」を作る工程を撮影し、客席のモニターで生中継するパフォーマンス「実況キッチン」を行う。想定客単価は2,500円。
「肉割烹 牛弁慶 田町店」の店舗面積は約16坪で、席数は40席落ち着いた店内には、宴会などが可能な「小上がり個室」を用意し、接待や宴会需要に応える。名物料理だという「牛鍋」(1人前2,800円で2人前より注文可)は三角バラと肩ロース2種の部位を使用し、リンゴ、長芋、タマネギなどをすり下ろした野菜を使用した「すり下ろししょうゆ」と「練り上げみそ」2種類の割り下を用意する。想定客単価は5,000円。
「かに地獄 田町店」の店舗面積は約20坪で、席数は47席。北海道根室の「マルダイ水産」からカニや魚介類を直送し、「その日の目玉商品」を利用客同士で競り合う「闇夜の競り市」を毎晩開く。想定客単価は3,500円。
3月30日のプレオープンでは、東日本大震災の「義援金チャリティーイベント」を開催。料理とドリンクを無料で振る舞い、利用客が入場料を決めた。「かに地獄」では根室のタラバガニが100円から競りにかけられ、1万2,500円で落札された。この日集まった義援金は日本赤十字社に寄付され、金額はゴールデンマジックのウェブサイトで後日発表予定。店内にはオープン後も募金箱を設置する。
「BISTRO Ushibenkei 田町店」に来場した30代のサラリーマン4人組は「地震後も変わらず週3~4回は飲みに行っている。毎回単価は1,500円程度。ただ安いだけの居酒屋はたくさんあるので、いろいろ試して通う店を決めたいと思う。この店のパスタはおいしい。また来たい」と笑う。
グループ会社であるダイヤモンドダイニング広報の深澤啓子さんは「通常であればレセプションパーティーを行うが、今回は急きょ義援金を募るイベントに変更した。『食で笑う』という企業理念の通り、おいしい料理とエンターテインメント性でお客さまを笑顔にできれば。異なる業態3店なので、シーンによって使い分けていただければ」と話す。
各店舗ではオープニングイベントとして、生ビールを99円で提供するなどのサービスも行う。
営業時間は店舗により異なる。