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青物横丁に洋菓子店「レ・サンク・エピス」-地元のイタリアンが姉妹店

オーナーの中山浩次さん(左)とパティシエの齋藤由季さん。店名の「レ・サンク・エピス」はフランス語で「5つのスパイス」。同店の5つのスパイスは、「良質な素材」「職人の情熱」「あたたかい接客」「心地よい雰囲気」「お客さまの笑顔」

オーナーの中山浩次さん(左)とパティシエの齋藤由季さん。店名の「レ・サンク・エピス」はフランス語で「5つのスパイス」。同店の5つのスパイスは、「良質な素材」「職人の情熱」「あたたかい接客」「心地よい雰囲気」「お客さまの笑顔」

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 京急・青物横丁駅近くの旧東海道沿いに3月3日、洋菓子店「パティスリー レ・サンク・エピス」(品川区南品川2、TEL 03-5460-3382)がオープンした。

伝統的なフランス菓子にアレンジを加えたケーキ

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 オーナーは、6月で6周年を迎える青物横丁のイタリアンレストラン「リストランテ コージ コルディアーレ」(同)のシェフ・中山浩次さん。「洋菓子の修行をしていたことがあり、お客さまの強い要望もいただいていたので、近くに2店舗目を出店したかった。青物横丁に住んでいる幅広い層の方々に受け入れていただけると思った」とし、2年前ほどから出店の準備を進めていたという。

 商品は、塩キャラメルのクリームが入ったシュー「ルリジューズ キャラメル」(340円)、ダックワーズシトロンとゆずのさわやかなクリームが特徴の「ゆず ショコラ オレ」(400円)、エスプレッソとガナッシュが2層に重なったチョコレートケーキ「オペラ」(450円)など伝統的なフランス菓子にアレンジを加えて販売している。

 パティシエは、15歳から研修を始め、23歳から約4年間フランスで修業を積んだ齋藤由季さん。渡仏期間中は、創作チョコレート大会やタルトのコンクールで優勝するなど数々の受賞を果たした。オープンについて、齋藤さんは「商品企画など立ち上げから関われことはめったにできない経験。地元のお客さまにはショートケーキやシュークリームなどのわかりすいケーキが人気だが、素材を吟味して作っているのでさまざまな商品を試していただければ」と話す。

 店舗面積は約13坪。「店内が広々としているので、ゆくゆくはイタリアンバルも展開したい」と中山さん。23日から「リストランテ コージ コルディアーレ」のデリの販売を始め、4月以降はテラス席を設けてカフェをスタートする。

 「イタリアンレストランの近くにある利点を生かし、地元の方に喜んでいただけるような店となれば。地震後、お客さまの数も客単価も落ちている。このような状況だからこそ、さまざまな展開をしていきたい」と意気込む。

 営業時間は11時~20時。火曜定休。

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