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五反田に「自炊」専用スペース「すきゃん堂」-教材・旅行本の需要も

五反田にオープンした「すきゃん堂」の店内

五反田にオープンした「すきゃん堂」の店内

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 JR五反田駅東口近くに4月12日、書籍を電子化するためのレンタルスペース「すきゃん堂」(品川区東五反田5、TEL 03-5422-7654)がオープンした。

五反田駅前にオープンした「自炊」専用スペース

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 本や漫画などを電子データ化する「自炊」専用スペースを提供する同店。利用客自身で、持参した書籍を裁断・スキャンしてPDFデータ化を行う。書籍の裁断は代行サービス(有料)があるが、スキャニングやデータ化については代行をしない。電子化するための書籍は郵送や宅配も可能。経営はソフトウエア開発のクドーズ(中央区)。

 「自炊するための場所を提供することは著作権法に違反していない。コンビニにあるコピー機と同じ概念」と同社社長の工藤政志さん。もともと漫画好きの工藤さんが、手持ちの漫画本を電子データで保管したいと思ったことがきっかけだという。

 店内には、スキャナーとパソコンを完備したブース15席、手動裁断機3台を用意。使用時間に応じて料金を支払う仕組みで、15分200円。裁断代行サービスは1冊50円~。300ページの書籍(文庫サイズ)1冊で約7分が目安。

 工藤さんは約13年間五反田で務めていたことから土地勘もあり、近隣に「ブックオフ西五反田店」(西五反田2)があることから五反田への出店を決めた。

 オープン後の様子について、「自分のように漫画のヘビーユーザーを想定していたが、NHKのテキストや旅行ガイドブックをデータ化するお客さまがいるなど意外な方法が発見できた。さまざまな可能性があるので、自炊が多くの方に広まってほしい」と話す。

 営業時間は13時~21時(土曜・日曜・祝日=11時~)。

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