戸越銀座商店街に9月8日、フォー専門店「ニャー・ヴェトナム・フォー麺」(品川区平塚1、TEL 03-6426-2959)がオープンした。
ピリ辛の「とろとろ牛スジ辛口麺“ブン・ボー・フエ”」(880円)
経営は、飲食事業などを幅広く手掛ける「フードワークス」(品川区)。同社が展開するベトナム料理店「ニャー・ヴェトナム」から「日本人に受け入れられやすい」というフォー専門の業態で、戸越銀座店が5店舗目に当たる。「ニャー・ヴェトナム」に比べて手軽さが特徴で、当初はビルインやデパ地下に出店。その後、元住吉の商店街に出店した際に「年配の方に思いのほか好評だった」と同社常務の松岡明美さん。その後、中村橋、戸越銀座の商店街へ出店が続いている。
店舗面積は約25坪で、席数は22席。ターゲットは女性だが、戸越銀座店は昼時の男性客利用が多いという。レストラン事業部スーパーバイザーの松本和也さんは「フォーは日本のうどんのようにのどごしがよく、食欲がない時でも意外と食べられる。昼時は回転が早いのでさっと食べられる点が受けているのでは」と分析する。
メニューは本場の味を再現しつつ日本人が食べやすいようアレンジ。「蒸し鶏のあっさりフォー」(630円)、「ピリ辛 豚ひき肉のフォー」(730円)、「魚介のぜいたくフォー」(840円)、「牛肉のコク旨フォー」(780円)、フォーより細い丸麺「ブン」を使った「とろとろ牛スジ辛口麺“ブン・ボー・フエ”」(880円)、「油そば風 汁なしカレーあえ麺」(840円)を用意する。このほか、ココナツの甘い香りが漂う「鶏肉と揚げ卵入り ベトナムカレー」(840円)も人気があるという。
17時以降は「小エビと豚肉の生春巻き」(1本200円)、「ハノイ名物・カニの揚げ春巻き」(2個380円)、「青いパパイアのサラダ」(650円)などのつまみメニューもそろえる。ドリンクはヴェトナムコーヒー(450円)、ハス茶などのお茶(400円)、生ビール(520円)、ベトナムのビール「333(バーバーバー)」(630円)、ベトナムの蒸留酒「ルア・モイ」「ネプ・カム」(以上グラス500円、ボトル2,600円)などもそろえる。
松岡さんは「商店街への出店は、リピーターの方が多い。お客さまが飽きないように季節メニューを変えていく。オペレーションが整っているので、今後は加盟店を募集する可能性はあるかも。オフィス街でも展開してきたい」と意欲を見せる。
営業時間は11時~22時(今後変更する可能性あり)。