JR大井町駅東口近くに12月1日、「麺壱 吉兆」(品川区東大井5、TEL 03-5460-3358)が戸越から移転オープンした。
店主の木村吉之さんは元サラリーマン。9年前に勤めていた会社を退職し、「白河中華そば」(横浜仲町台)で修業を積んだ。「同僚が脱サラして店を始めたのを見て、自分も考えるところがあった。人生は一度きり。新しいことを始めるなら今だと思った」と振り返る。
2003年12月、戸越に、福島のご当地ラーメン「白河ラーメン」の店をオープン。10月末に同店を閉め、大井町に移転した。移転前はテーブル席を含め16席だったが、カウンターのみの7席へ。「自分がお客さんの顔を見られる範囲で、きちんとやりたかった」と木村さん。店舗面積は8坪。
メニューは「中華そば」(650円)、「支那そば」(700円)、「つけ汁そば」(850円)、「ギョーザ」(400円)など。手作りにこだわり、化学調味料を入れない無化調のスープ、手打ちの麺を提供する。メンマは店で味付けし、チャーシューの炙(あぶ)りも店で行っているという。
今後について、「本当に手間暇かけて作っているラーメン。せっかく戸越から越してきたので、大井町の皆さまにとにかく一度食べてもらいたい。これからも白河ラーメンをベースに『麺壱 吉兆』の味を追求していく」と木村さん。
営業時間は11時30分~15時、17時~21時30分(日曜・祝日は21時まで)。月曜定休。