目黒駅東口の目黒通り沿いに4月、居酒屋「黒豚 半次郎」(品川区上大崎3、TEL 03-3443-9229)がオープンした。経営は、九州の産物販売や居酒屋展開を行う「はなぜん」(品川区)。
九州の食材と地酒にこだわった居酒屋「九州酒場」から業態変更した同店。九州産の旬の野菜を使用し、鹿児島の黒豚と焼酎メーンの居酒屋として新たなスタートを切った。
業態変更の理由について、桜井利亮店長は「焼酎の蔵元『萬膳』さんから、鹿児島産の黒豚を紹介されたことがきっかけ。これまでの『九州酒場』は九州全体を扱っていたが、鹿児島にポイントを絞った業態も良いのでは思った」と話す。
使用する黒豚は、鹿児島県霧島産のロイヤルポークの六白純粋黒豚。サツマイモを配合した飼料を食べて育ち、脂にうま味があるのが特徴。「黒豚は口の中でまろやかに溶け、ほのかな甘みがある。食べてみると、普通の豚肉との味の違いがすぐ分かる」と桜井さん。
ランチは日替わりで、「黒豚 角煮大根」(800円)や「地鶏の空揚げ」「あこう鯛粕漬け焼き」(以上700円)などを提供。全て小鉢、みそ汁、おしんこが付く。ご飯の大盛りとお代わりは無料。
ディナーは、売りの黒豚を使った「黒豚しゃぶしゃぶセット」(1人前1,980円。注文は2人前から)、「黒豚たん塩焼き」「黒豚串カツ(2本)」「黒豚ガツ刺しポン酢」「黒豚もつ煮」(以上480円)などを用意。ほかに、「宮崎産 日向鶏のたたき」(580円)、「鹿児島名物 薩摩揚げ」(380円)など、九州産の素材を使ったメニューをそろえる。
ドリンクは、他店では1,000円以上することが多い焼酎をリーズナブルな価格帯で提供。「村尾」「萬膳」「伊佐美」「佐藤 黒」(以上600円)などの芋焼酎のほか、麦焼酎「中々」、米焼酎「大石」「山せみ」(以上500円)などを用意する。
今後について、「『九州酒場』は品川や田町などで展開している。『黒豚 半次郎』も、いろんな場所に出すことができれば」と意気込みを見せる。
営業時間は、ランチ=11時30分~14時、ディナー=17時~24時。日曜・祝日定休。