三田駅近くの居酒屋チェーン店「土間土間」が7月2日、「馬肉酒場 跳ね馬」（港区芝5、TEL 03-5444-2755）に業態変更した。店舗面積は50坪、席数は80席。

　経営は、都内に飲食店を8店舗展開するタケル（港区芝浦3）。主にチェーンの飲食店をフランチャイズ経営してきたが、自社ブランドの強化に方針転換。4店舗あった「土間土間」を1店舗のみの経営に縮小した。

　業態変更で馬肉専門居酒屋を選んだ理由は、「馬肉は、高タンパク低カロリーでヘルシーな食材。ターゲットにしている20～40代の男女に合っているのではと思い決めた」（メニュー開発担当の石原睦さん）。「6月末日で生レバーの提供が規制されるなど、ますます食の安全に対して関心が高まっている。馬は、牛や豚に比べて肉の中に菌が少ないため、安全な食材といえる。これも決め手になった」と話す。

　メニューは、馬刺し「たてがみ」（480円）、「ちょうちん」「ハラミ」（680円）、「ふたえご」（780円）、「サーロイン」（880円）、「桜鍋」（1人前1,380円）、「馬の唐揚げ」（680円）、「馬肉メンチカツ」（480円）など。

　アルコールは焼酎がメーン。「女王蜂」「月の中」（以上580円）、「八幡」「島美人」（以上480円）など、常時60種類以上をそろえる。ほかに、生ビール「ヱビス 樽生」（530円）、「角ハイボール」、ホッピー、カクテル（以上480円）など。客単価は約3,300円。

　同社・赤尾幸亮（こうすけ）社長は、今後について「自社ブランドの飲食店を増やしていく。小さな面積でも展開しやすいラーメン店やバルを出店していく予定」と話す。

　営業時間は17時～24時（土曜・日曜・祝日は16時～23時）。