京浜急行電鉄(港区高輪2)は2月25日から約1年間、1000形6両編成列車(1309編成)を昭和20~30年代の車両の「赤色と黄色」に、1000形4両列車(1321編成)を大正から昭和初期の車両の「赤色」に塗装し、それぞれ運行する。
1309編成列車は、主に京急本線を普通列車として運転し、1321編成列車は、主に京急大師線を運転する。
現在、運行している列車の塗装は「赤地に白帯」。同企画は「昔の塗装を再現することで、京急電鉄の歴史の長さや重みを感じてもらうこと」(同社)が目的で、110周年記念イベントの一環として実施する。
1309編成列車に再現される「赤と黄」の塗装は、1951年から現在の塗装に変わる1963年までの間「500形」などの車両に施されていた。
1321編成列車に再現される「赤」の塗装は、1929年の登場から廃車になる1965年まで「デ51形」の車両に施されていた。同列車は1978年、京急創立80周年事業の一環として1978年に復元された。今回の塗装では、半銅製電車だった「デ51形」の特徴でもある木製の扉も塗装で表現する。
同社広報宣伝担当の高橋太一さんは「50歳以上の世代の方には、昔を懐かしんでいただき、若い世代、特に幼年層の皆さんには、京急電鉄の昔を感じていただければ」と話す。
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