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戸越銀座に「たい焼き 速吸瀬戸」、一丁焼き・粒あんにこだわる

一丁焼きの鋳型

一丁焼きの鋳型

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 戸越銀座商店街に10月29日、「たい焼き 速吸瀬戸(はやすいのせと)」(品川区戸越1、TEL 03-3788-3121)がオープンした。店舗面積は10坪。店内外に2脚のイートイン用ベンチを設ける。

「たい焼き 速吸瀬戸」の外観

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 提供するたい焼きは一丁焼きにこだわる。一丁焼きとは、1匹ずつに分かれた鋳型を回転させながら焼くスタイルで、通称「天然物」とも呼ばれるものだ。

 店主の尾幡征崇さんは「下町ではなじみのある一丁焼きだが、城南エリアでは珍しいと思った。自宅が近く、食べ歩きに適している戸越銀座商店街での出店を決めた」と話す。出店に当たり、親戚が経営する「浪花家 南千住店」で修行を積んだという。

 店名の「速吸瀬戸」は、大分にある豊予海峡の別名。「自分の出身地である大分県で、鯛の一本釣りが有名な場所。一丁焼きにかけて名付けた」と笑顔を見せる。

 メニューは粒あんの「一丁焼きのたいやき」(150円)のみ。あんこは、北海道から取り寄せた小豆を店で炊き上げる。5個以上の購入で箱入りにも対応。

 「戸越は飲食店の入れ替わりが激しいエリア。きちんとした味のたい焼きをお客さまに提供していきたい」と尾幡さん。「来年の夏にはアイスもなかを販売できたら」とも。

 営業時間は11時~18時。月曜定休。

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