JR東日本は3月14日、「上野東京ライン」を開業する。
これに伴い、宇都宮線・高崎線は東海道線と相互乗り入れになり、常磐線は単独乗り入れして品川駅まで直通運転となる。東京駅着8時~9時を想定した朝の通勤ピーク時間帯の直通本数は、各路線5本ずつ。
乗り換えが不要になることで、それぞれの路線で所要時間の短縮が実現。品川駅からの所要時間は大宮駅までが46分、柏駅までが49分。それぞれ現行より10分間、8分間の短縮となる。
常磐線の特急列車は、速達タイプの「ひたち」、停車タイプの「ときわ」と名称を改め、通常列車と同じく品川駅までの直通運転を行う。品川駅~水戸駅間の所要時間が83分となり、現行から13分短縮される。
同社広報担当者は「宇都宮線や高崎線、常磐線では東京駅と品川駅へ、東海道線では上野駅へダイレクトにアクセスできるようになるため、利便性が飛躍的に向上する」と話す。「乗り換えがなくなることで、お客さまにもストレスなく利用してもらえるだろう」とも。