五反田駅近くのコワーキングスペース「CONTENTZ(コンテンツ)」(品川区西五反田1、TEL 03-5436-1321)で5月22日、音楽視聴&トークイベント「LINN LOUNGE(リン・ラウンジ) presents THE KINKS(ザ・キンクス) 東京」が開かれた。主催は、ホームシアターの設計・販売事業を手掛けるGLANCE(和歌山県岩出市)と同コワーキングスペース。床面積は約48坪、席数は48席。
リン・ラウンジは、スコットランドの総合オーディオメーカー「LINN」のサウンドシステムを使って、著名アーティストのライフスタイルや音楽人生をナビゲートする音楽試聴イベント。スタジオマスター音源を流しながら、ナビゲーターがラジオパーソナリティーのように曲やアーティストの解説を行う。軽食やアルコールを提供することで、リラックスした空間をつくるという。
GLANCE社長の松崎圭志さんは、本業で一般家庭のホームシアターや店舗などのオーディオ環境を構築している。特にLINN製品の導入に力を入れ、日本において「LINNの伝道師」としてリン・ラウンジの進行役を務めている。
「リン・ラウンジの日本初開催は私の地元・和歌山で、ザ・ビートルズ、エリック・クラプトン、ダフト・パンクなどをテーマに5回実施してきた。東京進出に際してこちらのコワーキングスペースに入居したご縁で、東京初開催が実現した」と話す。
もう一人のナビゲーターとして登壇したのは、CONTENTZ管理人の宮脇淳さん。「松崎さんに誰をテーマにしたいかと聞かれた時、『ザ・キンクスで』と即答した。リン・ラウンジのリストにはもっとメジャーなアーティストも載っているようだったが、英国4大ロックバンドに数えられるキンクスのリーダー、レイ・デイヴィスの異才をリスペクトしている。ここだけは譲れなかった」と笑う。
当日の一般参加者は21人。ケータリングの料理とビール、ワイン、日本酒などを楽しみながら、295万円相当のLINN サウンドシステムの音響を体験した。参加者からは「キンクスを聞いたことがなかったが、カバー曲で知っている曲が思いがけずあった。2本のスピーカーだけで、こんなに広い空間の隅々まで音が届くとは」という驚きの声も。
松崎さんは、今後の展望について「東京では、残る英国4大ロックバンドのザ・ビートルズ、ザ・ローリング・ストーンズ、ザ・フーを特集する予定。もちろん、地元和歌山を含む関西圏でも、偉大なアーティストを知るきっかけの場をつくっていければ。LINNのスピーカー・アンプで、本当に良い音を体験できる機会をどんどん増やしていきたい」と意気込む。