品川駅港南口エリアの品川シーズンテラス(港区港南1)で3月23日、「品川職場ワクワク自慢グランプリ 2017」が行われた。企画運営は品川シーズンテラスエリアマネジメント事務局(港区)。
「品川職場ワクワク自慢グランプリ 2017」プレゼンテーションの様子
同所では、品川のテクノロジー企業と住民交流を目的とした「品テクマルシェ」や、品川で働く人と住民交流を目的とした「品川ネイバーフードテラス」などのイベントを開催。品川の魅力を高めるべく、エリアマネジメント活動で地域住民とワーカーの交流を促している。
記念すべき第1回の同イベントにエントリーしたのは7人。事業や名物社員、働く場所、街との関わり方などを発表し、「ワクワクする職場自慢」を5分でプレゼンテーション。コクヨワークスタイル研究所所長の若原強さんを始め、地元企業関係者の5人が審査を行った。
グランプリを受賞したのは、倉庫や物流不動産の企画管理会社「リソーコ」の早崎幸太郎さん。倉庫をオフィスや店舗、ボルダリング施設などに改装した事例のほか、社員がオフィスで行う自社イベントの様子を発表した。審査委員からは「聞いているだけでワクワクする話だった」と、事業内容に注目が集まった。賞品として、オリジナルトロフィーと品川シーズンテラスで利用できる10万円の食事券、寺田倉庫ミュージアム100人招待券が進呈された。
「品川シーズンテラスエリアマネジメント賞」を獲得した丹青社の工藤鉄也さんは、品川シーズンテラスのイベント会場でイベントを手伝った様子を発表。2015年9月に品川に移転してから、すぐ品川の街に溶け込もうとした様子が評価された。 目黒川のクルージング企画や水上・海上撮影のロケーションコーディネイトを行うジールの國谷剛さんは、事業と働き方の面白さが評価され「ワークスタイル賞」を受賞した。
早崎さんは「仕事のお客さまから今回のイベントを教えてもらい、直前に出場を決意した。グランプリをもらうことができて驚いている」と笑顔を見せた。「これまで当社が行ってきた倉庫利用の幅広い可能性を知ってもらういい機会になった。4月には港区港南で大手百貨店の配送センターだった倉庫をベンチャー企業やクリエイターらが入居する『ニュー倉庫街』としてオープンする予定。これからも自分たちがワクワクしながら、周囲にもワクワクを届けていきたい」とも。
主催事務局長の内山武士さんは「品川で魅力的に働く人が自社や働き方を紹介することで、製品紹介とは違う新しい交流の場をつくれたのでは。これを機に、品川で新しいビジネスモデルが誕生していけば」と期待を寄せる。「改善を重ね、次回もぜひ開催したい」とも。