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大井町にハンドメードショップ「ぶーふーまかろん」 カフェ併設、親子で開業

右から、「ぶーふーまかろん」カフェオーナーの神田尚さん、店長の沖村七海さん、製菓担当者

右から、「ぶーふーまかろん」カフェオーナーの神田尚さん、店長の沖村七海さん、製菓担当者

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 カフェとレンタルスタジオを併設したハンドメードショップ「ぶーふーまかろん」(品川区東大井4)が、大井町木の芽坂近くにオープンして2カ月がたった。

「ぶーふーまかろん」外観

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 ハンドメード作品を委託販売する同店。店名は、カフェ店主の神田尚さんの愛犬でトイプードルの「ブレンターノ」と「フランクル」の愛称と、神田さんの娘で店長を務める沖村七海さんの好物から付けたという。

 店舗は、神田さんが運営するマンションの1階を改築。ハンドメード作品が映えるよう、内装は温かみのある木目調のクリーム色を採用した。カフェとショップの店舗面積は約16坪。席数は、店内=16席、店外=4席。店外の席はペット同伴可で、ドッグポールと洗い場のほか、夏はスポットクーラーを設置する。レンタルスタジオとレンタルキッチンスタジオの店舗面積はそれぞれ約7坪。

 沖村さんは産後、リボンを使ったアクセサリーを子どもに作ったことをきっかけにハンドメードを始めた。フリーマーケットに作品を出品したところ好評だったことから、本格的に作家を志すようになったという。神田さんは、かつて表面加工処理技術の「サンドブラスト加工」を行う東京ブラスト(現在は閉業)を経営していたことを生かし、約1年前からハンドメードに使う素材の販売を行っている。

 店舗オープンの経緯について、沖村さんは「ハンドメード作家やワークショップ講師として約5年働き、いつかショップを持ちたいと思うようになった。そんな中、カフェを開業したいという仲間と出会い、開業に踏み切った。ハンドメードショップは、興味のない人には入りにくい印象がある。カフェを併設することで、幅広い層に楽しんでもらえると考えた」と話す。

 ハンドメード作品の委託販売は、2カ月単位で作家に棚を貸し出す。現在はかばんや子ども向けのアクセサリー、クレヨンなど、約10人の作家によるハンドメード作品(500円~2,000円)が並ぶ。

 カフェのフードメニューは、「タコライス」(スモール=600円、レギュラー=900円)、「クロックムッシュ」(900円)のほか、北海道産のクリームチーズと天日海塩の「土佐の塩丸」を添えた「塩バスクチーズケーキ」(550円)などを用意する。

 ドリンクメニューは、コーヒー、デカフェコーヒー(以上550円)、ラテ、デカフェラテ(以上650円)、ジュース(300円、以上税別)など。テイクアウト可。

 沖村さんは「ハンドメード作家は引き続き募集する予定。今後は、店を構えたからこそできるワークショップにも力を入れていきたい」とほほ笑む。

 神田さんは「妻と息子が車いすを利用することから、車いすやベビーカーを利用する人でも入店しやすいようにエントランスを工夫した。9月初旬には、レンタルスタジオとレンタルキッチンスタジオをオープンする予定。個展利用はもちろん、ワークショップや地域住民の集い、子どもの誕生日会やママ友の集まりなど、気軽に利用してほしい」と呼びかける。

 営業時間は11時~16時30分。水曜、第1・3・5日曜定休。レンタルスペースの営業予定はインスタグラムで告知する。

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