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大崎のO美術館で相武常雄さんの企画展 金工・鍛金の作品約80点

相武常雄さんの鍛金作品「未来へ翔け」(写真提供=O美術館)

相武常雄さんの鍛金作品「未来へ翔け」(写真提供=O美術館)

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 美術展「金工/鍛金の世界『相武常雄 沌・転・歓・展(とん・てん・かん・てん)』」が10月19日、大崎ニューシティ2号館2階のO美術館(品川区大崎1、TEL 03-3495-4040)で始まった。主催は品川区と品川文化振興事業団。

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 「品川区民芸術祭2024」のプログラムの一つ。O美術館では毎年、品川区にゆかりのあるアーティストの展示を行っている。

 工芸家・金属造形鍛金作家の相武(あいむ)常雄さんは、東京芸術大学の大学院時代に品川区内に住み制作に取り組んでいたという。鍛金は金属を金づちなどで打って形状を変える工芸技法で、同展のタイトルは金属をたたく音に由来する。

 1970年代の初期作品から最新作まで、約80点を展示する。銅の酸化によって緑青(ろくしょう)というさびを発生させた作品や動物をモチーフにした作品、鍋や薬缶といった工芸品、アクセサリーなど。幅5メートル、高さ2.5メートルの大型作品も展示する。

 関連イベントとしてギャラリートークを開き、相武さんが作品について解説する。日時は10月27日15時~16時、11月8日18時~19時30分。参加無料で、定員は各回50人。申し込みはウェブサイトで受け付ける。

 副館長の井高由美子さんは「人間の身体の丸みが感じられる像から生活の道具である鍋まで、鍛金の表現の豊かさを感じられる美術展。正面からだけでなく、さまざまな角度から作品を楽しんでもらえたら」と話す。

 開催時間は10時~18時30分(金曜は19時30分まで、いずれも最終入館は15分前)。料金は500円。高校生以下、70歳以上、障害者手帳を持つ人と付き添い1人は無料。11月27日まで。

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