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武蔵小山の明和電機が47都道府県ツアーへ 新楽器開発費かさんで協賛募集

明和電機の土佐信道さん

明和電機の土佐信道さん

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 武蔵小山を拠点に活動するアーティスト「明和電機」(品川区荏原3、TEL 03-5749-2271)が、4月19日から「全国47都道府県ひとりコンサート 明和電機★UMEツアー2025」を開催する。これに伴い、協賛の募集を3月1日から始めた。

「UMEBOX」を運ぶ土佐さん(写真提供=明和電機)

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 明和電機は土佐信道さんがプロデュースする芸術ユニットで、武蔵小山にアトリエを構える。今回のライブツアーは、土佐さん1人でスーツケース2個分ほどの大きさに楽器をまとめた「UME BOX」を軽自動車・ラパンに載せて運び、47都道府県を巡る。

 開催の経緯について、土佐さんは「2024年2月に行った明和電機30周年ライブでの失敗がきっかけ。1人で演奏を行う『UME(梅)コース』の内容を拡大したが、楽器のセッティングに手間取ってしまった。この経験から、無駄を省いたUME BOXの開発に着手。これを使って全国ツアーをしたら面白いのではと考えた」と話す。「UME」はUncompanyed Music Entertainmentの頭文字で、「ひとりの音楽エンターテインメント」という意味。今回のツアー用にバックアップを含めて3セットを制作した。2,000万円ほどの開発費がかかったという。

 ライブの入場収入だけでは開発費を賄えないことから、協賛を募集する。「頭の中で突然、どちらも広告が付いているF1カーとお相撲さんの映像が流れ出し、開発費を賄う協賛を思い付いた」と土佐さん。ライブで定番だという指パッチンで木魚を鳴らす楽器「パチモク」のウイング部分に広告を表示する「パチモクにロゴを表示」(ウイング片側当たり10万円)と、ライブを盛り上げるダンスロボット「パンチくん&レンダちゃん」の服に広告を表示する「パンチくんにロゴを表示」(1体につき5万円)の2コースを用意する。ウイングのプレートはライブ終了後、土佐さんのサインを入れて協賛者に渡す。協賛5万円当たり1人を対象ライブの最前列に招待する。

 協賛の募集期間は1回目=3月6日まで、2回目=3月15日~20日。申し込みは専用フォームで受け付ける。審査を行い、3月7日または3月21日に結果を連絡する。3月4日時点で、全国から法人と個人半々ほどの割合で応募があるという。3回目以降は決まり次第発表する。

 「企業やお店の宣伝だけでなく、『ゆみ、結婚してくれ』など個人的なメッセージでも構わない」と土佐さん。「47都道府県ツアーは初の試み。火星探査のようなつもりで挑み、無事に慣れ親しんだ地球(武蔵小山)に帰ってくる」と意気込む。

 ツアー日程は、前期=4月19日~5月22日、後期=6月28日~8月3日。料金(東京公演以外)は、一般=2,000円、小学生以下=1,000円。チケットは会場ごとに随時販売する。

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