見る・遊ぶ

「しながわシティラン」初開催 旧東海道や京浜運河経由、大井競馬場ゴールに

京浜運河沿いを走るランナーたち

京浜運河沿いを走るランナーたち

  • 13

  •  

 マラソン大会「しながわシティラン2025」が3月9日、初開催された。主催はしながわシティラン実行委員会、共催は品川区。

旧東海道のコースを走るランナーと沿道で応援する人たち

[広告]

 「品川区民スポーツ大会」の1種目だったマラソン大会のコースを見直し、単独のスポーツイベントとしてリニューアルした同大会。種目は、高校生以上を対象とした「10キロ」、小学4年生~中学生を対象とした「ジュニアラン 2キロ」、未就学児と小学1~4年生、その保護者が2人1組で参加する「ファミリーラン 1キロ」の3種類。

 「10キロ」部門は定員2500人で、9時にしながわ区民公園をスタート。旧東海道をから天王洲アイルや京浜運河沿いの水辺エリアを経由し、大井競馬場前にゴールした。メイドの仮装など、独自のコスチュームで走るランナーの姿も見られた。

 沿道では、小学生のブラスバンド演奏や八潮太鼓がランナーを応援。ゴール付近では、品川CC(カルチャークラブ)の「Rainbow Venus」としながわシティの「Seagulls(シーガルズ)」合同のチアリーディングチームが声援を送った。同チームディレクターの新條恵美子さんは、「共に品川区を拠点とするプロスポーツチームとして、一体となって運営協力に当たった。ランナーたちが手を振ったりハイタッチしてくれたりと、楽しくコミュニケーションできた」と微笑む。

 同大会に出場した区内のランニングチーム「八潮RUNrun(やしおランラン)部」で大学生の鈴木杏汰さんは、「高校時代から練習で走っているコース。いつか声援を受けて走りたいと思っていたが、願いがかなった。地域で走る良さを感じた」と満足げ。同チームの井沢賢人さんも、「八潮地域センターの方や自治体連合会、PTAの方々が総出で応援してくれた」と笑顔を見せる。

 「ジュニアラン2キロ」部は定員250人で、9時30分にスタート。「ファミリーラン1キロ」部は当初予定していた定員125組250人を250組500人に拡充し、10時10分にスタートした。いずれも、しながわ区民公園内の特設コース。

 メイン会場で「10キロ」部門ゴール地点の大井競馬場では、協賛企業がイベントや展示を行った。セガサミーホールディングスは、同社の看板キャラクター「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」の撮影会を開き、プロダンスチーム「SEGA SAMMY LUX」によるパフォーマンスを披露。城南信用金庫は「城南信用金庫のシナモロール号」を展示し、日本航空は折り紙ヒコーキ教室を開いた。

 また、キッチンカーが4台出動し、フードを提供した。「おかかキッチン」(戸越6)店主のおかかさんは、「ゴールしたランナーにルーロー飯を食べてもらいたいと、たくさん用意した」と張り切る。西大井を拠点に活動する「5-0kitchen」(二葉2)がホットドッグを提供し、「Brilliamo(ブリリアーモ)」がハンバーガーを、「BOO BASE(ブー ベース)」が洋風牛すじ煮込みとカレーパンを販売した。

 ボランティアとして救護班に参加した地域クラブ「ebaraA(エース)」の小澤正会長は、「先週はこのあたりでも雪が振り、天候や道路の状況を心配していたが、快晴で大成功だったのでは。イベント全体の熱気がすごかった」と振り返る。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース