
イタリアン「Sanciro Fudoumae(サンチーロ不動前)」(品川区西五反田6、TEL 03-6431-8155)が品川区立第一日野小学校近くにオープンして2カ月がたった。
広尾のイタリアン「Sanciro」(渋谷区)の2店舗目。店内の壁には素焼きした温かみのある色調のタイルを張り、店主の赤津達郎さんは「土っぽい雰囲気を意識した」と話す。店舗面積は15坪。席数はテーブル=21席、カウンター=3席。
赤津さんは、料理の幅を広げるために和食からイタリアンに転向し、恵比寿などのレストランで経験を積んだという。その後ワインバルで店長を務めていたが、コロナ禍の影響で閉店したことを機に、2021年に独立して「Sanciro」をオープンした。
2店目出店の経緯について、赤津さんは「店で育ったスタッフが活躍できる場を広げたいと考え、出店を決めた。広尾はカウンター席メインの小規模な店舗のため、より広い空間を求めていた」と話す。「会食を楽しめるファミリーフレンドリーな店を作りたいと思った」とも。
前菜はマリネやカルパッチョなど(1,200円~2,500円)、パスタは「トマトソースのスパゲッティ」(1400円)、「アサリとカラスミのスパゲッティ」「自家製パンチェッタのカルボナーラ」(以上2,400円)、「フレッシュトリュフソースのラヴィオリ」(3,600円)などを用意する。メイン料理は肉や魚介類の炭火焼き(2,500円~)で、季節によって食材を変える。デザートは、チーズケーキとティラミス(以上700円)。「広尾店と味の方向性は同じだが、お子さま連れにも楽しんでもらえるメニューを意識したい」と赤津さん。
ドリンクメニューは、アメリカンコーヒー(400円)、カフェラテ、紅茶(以上500円)、デザートワイン(1,200円)のほか、ワインを各種用意する。
ランチは、パスタまたはメインのセット(2,800円)、パスタとメインのセット(3,800円)で、どちらもサラダ、前菜、パン、コーヒーが付く。平日限定で、サラダ、パスタ、パン、コーヒーのセット(1,800円)も用意する。いずれもパスタやメインは選択可。ランチドリンクは、ビールやスパークリングワイン、ソフトドリンクなど(最初の1杯は500円)。赤津さんは「周辺オフィスからのランチ利用が多く、平日限定のセットを用意した」と説明する。
オープンから2カ月がたち、赤津さんは「近隣の人を中心に来店がある。ニーズを応えながら、地域になじむ店に育てていきたい」と話す。
営業時間は、ランチ=11時30分~14時、ディナー=17時~22時30分。月曜・火曜定休。水曜はディナータイムのみ。